• まずはFX口座に両替したいお金を日本円で入金（クイック入金を使えば無料で入金できる）。
• 入金された日本円を両替したい通貨に両替する（「10万円を全額ドルに両替」という方法も「残高のうち1000ドル分を両替」という方法のどちらでも可）
• 両替した通貨を、今ある場所（パートナーズFX/受入証拠金）から、空港受取り用の場所（会員残高（未使用分））に口座内で移し替える。
• 空港受取りの手続きを事前にネット上で行っておく。
• 受取日当日、実際に空港で受け取る。

　注意点としては、

• 事務手数料として500円がかかるので、この500円は残高として日本円で口座上に残しておく必要がある。
• 受取日によって手続きの締切日があるため、あまり直前すぎると利用できない。
• 受け取れる空港は成田・羽田・関空・中部の４空港のみ。
• 受け取り予定日当日のみでなく、受取可能期間内に受け取ればOKなので、多少日程がずれても大丈夫。
• PCでの事前申し込みの際に発行された「受付番号」を控えていく必要がある。
• PC操作が不慣れでも電話サポートがあるので助かる。

　実際に使ってみると、PC上の操作は指示に従えば全く難しいことはなく完了。ただ、受取が出発日当日ということもあり、本当に受け取れるのかはとても不安であった。
　当日、成田空港第１ターミナルの地下にある「京成たびるーむ」というカウンターで現金を受け取った。受付票のようなものに受付番号や必要事項を記入して窓口のお姉さんに提出すると、すぐに丁寧な封筒に入ったユーロを手渡されて手続きは終了。あっけなく両替完了である。封筒の中には渡航先で使いやすいように20ユーロ札、10ユーロ札、５ユーロ札がそれぞれ何枚か入っていた。イタリアはスリが多く、高額紙幣は色を見ただけでスリが近寄ってくるという話をイタリアに行ってから聞いたが、そこまで考慮されてかどうかはわからないが、高額紙幣は１枚も入っていなかった（そもそも両替した金額が小さかっただけかもしれない。）

　両替レートは空港の一般的な両替所のレートよりはるかに安く、手数料の500円を差し引いてもずっとオトクである。特に、手数料の500円は固定なので、両替する金額が多ければ多いほど、一般的な両替所で両替するよりもオトクになる割合が大きくなる。
　もちろん空港の両替所で両替する方が何も考えなくていい分、断然手軽だし楽なのだが、数千円の節約になるのであれば、多少事前の準備に手間がかかってもこのマネーパートナーズの外貨両替サービスを利用する価値はあると思われる。

　外貨両替で検索すると、必ずと言っていいほどFX口座で両替するのがオトクという記事にヒットするため、ある程度は口座開設を誘導するステマ記事もあるのだと思うが、怪しげな育毛剤のステマ記事とは違い、効果がある（節約になる）のは計算すれば間違いないことはわかるので、実際にオトクなのだ。

　なお、このマネーパートナーズは入会、年会費は無料。FXという未知の口座を開設するのにはやや抵抗がある人もいるだろうが、実際にFX取引をするつもりがなくても、この外貨両替のためだけに口座開設できるし、10年以上口座を持ち続けているが、特に変な勧誘などはないし、口座を持っていることでデメリットに思ったことは何もない（というか、しばらくは口座を持っていることすら忘れかけていた。）

　なお、このマネパ外貨両替は、外貨から日本円への両替はできない。そのため、あまり両替しすぎると、使い切らずに余ったときに結局悪いレートで日本円に再両替せざるを得なくなる。そのための対処法として私が考えたのが、マネパカードを活用する方法である。

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