コテージクルージング & プチコテージ・ルート66ニセコ
ゴールデンウィークはどこへ行っても混んでいてゆっくりできないので、コテージを借りれば、家族だけでゆっくり過ごせるという思いから、札幌からわりと近いニセコで、ペットを連れて過ごせるを探した結果、行きついたのが「コテージクルージング」というコテージ。
2020年は新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言等があり、万が一のことを考えて予約をキャンセルしたが、2021年は他者と接するわけではないので、満を持して決行することとした。
予約はじゃらんnetで行うことができ、ゴールデンウィークの予約は例年3月アタマ頃に開始しているようだ。
コテージクルージングは、隣接する「プチコテージ・ルート66ニセコ」というコテージも営んでおり(そちらが本家?)、受付もそちらの管理棟で受け付けることとなる。コテージは2棟あり、風呂なしシャワーのみのA棟と、ヒノキの展望風呂付きのB棟がある。
両方ともペットは小型・中型犬2匹までOKで、1匹1,000円の追加料金がかかる。
我が家は風呂付きのB棟に泊まったので、その様子を少し紹介する。
B棟は階段を上って2階にバルコニーがあり、そこに玄関がある。つまり、リビングは2階にあり、1階に下りていくと寝室があるという作りだ。
当日の天気予報は雨(下手をすれば雪)で気温も3度くらいしかないという最悪のコンディション。それでも、屋根付きのバルコニーでBBQができるとのことで、いちおうBBQの食材を買って訪れる。
案の定、当日の天気は最悪だったが、バルコニーはちょうど壁に囲まれて風もあまり入って来ない造りになっており、雨にも全く当たらない状態で、気温ほどの寒さは感じずにBBQをすることができた。なお、バルコニーからは天気が良ければ羊蹄山が一望できる最高のロケーションだ。
トイレもウォシュレット、風呂もヒノキで趣があり、窓から景色も一望できる。一通りの家具や家電もそろっており、1日の滞在で困ることはほとんどない。価格との見合いで、ここまでコスパの良い、しかもペット可のコテージは北海道中探してもそうはないと思う。
<コテージクルージング>
住所:北海道虻田郡ニセコ町曽我236-8
℡: 0136-44-1456(ルート66ニセコ)
コテージクルージングがとてもよかったので、翌2022年のゴールデンウィークは隣の「プチコテージ・ルート66ニセコ」を予約した。
こちらは小さめのロッジが3棟、小さなコテージが2棟の計5棟からなり、そのうちコテージの1棟はペットが不可のものになっている。
コテージクルージングはじゃらんnetのみだが、ルート66は楽天トラベルでも予約を受け付けている。予約開始はだいたいクルージングと同じだ。
我が家が泊まったのは、ペットOKのミニコテージ(じゃらんや楽天トラベルでは「Dタイプ」と表記)。こちらは1階がリビングで、2階がロフトのように三角屋根で少し狭くなっており、そこに布団を敷いて寝るという形になっている。
バルコニーのようなものはないが、もともと設営されている簡易タープの下がBBQスペースになっており、雨でもBBQを楽しむことはできる。ユニットバスだが風呂もあり、コテージクルージングより少しだが安めの設定なので、コスパは本当にいい。
我が家が訪れた日は、雨上がりで空は晴れていたが、やはり寒くて風が強く2年連続で天候には恵まれなかった。コテージクルージングのバルコニーに比べると、風を遮るものがないので、風の強い日はやや寒い。うちの家族は寒さに耐えきれずにコテージの中に避難。私だけが外で肉を焼いて、焼けたら取りに来てもらうというスタイルで何とかしのいだ。私はかなり厚着をしていたので、寒さにも何とか耐え、一人で2022年のBBQ初めをエンジョイした。
寒いながらも空は晴れていたので、犬を連れて散歩に。
羊蹄山もバッチリ見えて気持ちのいい景色を10分ほど歩くと、何やら「北栄ストーンサークル」と書かれた看板が。
舗装されていない轍のある道を進んでみると、大きな石をサークル状に並べた遺跡のようなものが出現。看板を見ると、3000年ほど前の先住民が築造した墳墓とみられるとのことで、こんな知られざるところに文化財がひっそりと存在していることに少し感動。
そんなこんなで、札幌からほど近く、羊蹄山もバッチリ見える(天気が良ければ)し、スタッフのおじさん(オーナーさんなのかな)も「楽しめたかい」と気軽に話しかけてくれる感じのいい雰囲気で、何といってもコスパがいい。特にベットを連れてコテージに泊まりたい人にはぜひオススメしたい。
寒い時期なら、バルコニーとヒノキ風呂のあるコテージクルージングのB棟をぜひお試しいただきたい。コスパがいいため、人気も高いので週末や連休は早めの予約をオススメする。
<プチコテージ ルート66ニセコ>
住所:北海道虻田郡ニセコ町曽我247-7
℡: 0136-44-1456(ルート66ニセコ)
なお、帰りには少し寄り道をして「第2有島ダチョウ牧場」でダチョウを見学(無料)した後、「ブーランジェリー・ジン」という、知る人ぞ知る有名なパン屋へ。
クロワッサンが超おいしいと有名で、ずっと行ってみたいと思っていたが、日曜、月曜が休みということでなかなか行けずにいたのだが、この日はゴールデンウィーク中の木曜日だったために行ってみることに。
かなり人気のお店で、朝から並ぶとも聞いていたため、すでに12時になろうかというこの時間では売り切れを覚悟していたが、行ってみるとまだ人が並んでいた。他のパンは売り切れていたが、クロワッサンはまだ少し残っていたので4人分を買い、食べてみる。サクサクでバターの風味も良く、なるほど遠くからわざわざ来る人もいるのも納得である。
住所:北海道虻田郡真狩村桜川45-8
℡:0136-45-2773
以前から紹介している「すごい豆腐」もそうだが、ニセコ・真狩エリアにはマジでおいしいものがたくさんある。
そしてもう一つ紹介したいのが「にきや」。
ニセコからは少し離れて小樽方面、仁木町にあるお店。地元のラジオで紹介されていたクラフトビールをぜひ買いたくて、少し回り道してわざわざ立ち寄った。
3つのクラフトビールが売られており(たぶん期間限定?)、試しに「りんごとホップ」と「Futaba」を買ってみた。ドライバーのためここでは飲めないので、帰って飲んでみたが、フルーティでいてビールの苦みもしっかりあり、マジでうまかった。
時期によってオンラインショップでも販売しているようなので、ぜひまた来年も買ってみたい。
<にきや>
住所:北海道余市郡仁木町南町10丁目105-4
℡:0135-31-3777
最近は、キャンプも含めてニセコ方面に足を運ぶ機会が特に増えたような気がするが、札幌のすぐ近くにこんな素晴らしい場所がある我々は本当に幸せだ。