日本最北の地への旅(1)

2022/08/14

キャンプ(道北) 北海道旅行

t f B! P L

日本最北の地への旅(1)

北海道に生を受けて40数年、いろいろ道内旅行もキャンプもしてきたけれど、いまだに訪れたことのない北海道内の市町村はたくさんある。その一つで、絶対に行かなければならないと思っていた地として、北海道最北端(北方領土を除く)の地、稚内がある。

道民でもそっち方面に住んでいないとなかなか行くことのない土地だが、たまたまペットと一緒に泊まれるコテージを探していた時に、稚内の近くにある浜頓別町に人気のペット可コテージがあることを知り、今年その施設の予約が取れたため、この機会を逃すわけにはいかないと稚内まで行く計画を立てる。
札幌からは車で320kmほどあり、中山峠経由で行く函館より遠い。何度か訪れたことのある知床半島までは360kmほどあるので、そこよりは近いが、相当の距離であることは間違いないため、今回は2泊3日の計画を立てることとした。

<計画概要>
・ 1日目 天塩にあるキャンプ場で宿泊
・ 2日目 稚内で観光⇒浜頓別のコテージで宿泊
・ 3日目 帰宅

<1日目 天塩にあるキャンプ場で宿泊

本日の目的地は天塩町にある「鏡沼海浜公園キャンプ場」。札幌から北上すること250km程度のところにあるキャンプ場だ。
ペット可でバンガロー泊ができて、稚内からもほど近いという条件で選んだ。これまでで最北のキャンプとなる。(今までの最北は美深町)。

まずは昼食に職場の後輩が教えてくれた、小平町にある「すみれ」という定食屋に行くために、少し早めに家を出発する。
地元では有名なところらしく、いつ行っても混んでるんだそうで、この日はお盆のためいつも以上に混んでることが予想されたため、開店時間である11時前には着きたいと思って出発したのだが、思いのほか道が渋滞しており、結局現地に到着したのは11時半ごろ。すでに店の前にはものすごい人だかりができていた。店の前には(おそらく臨時で)海鮮丼のテイクアウトも販売していたが、せっかくなので店で食べたいと思い、待つ覚悟を決める。




道路を挟んで反対側に駐車場があり、少し並んだものの、店の前の人だかりのわりにはスムーズに入ることができた。店の入口に名前を記入する用紙がセットされていたが、もうすでに40組くらいの待ちが発生している様子。
頑張って待つこと2時間、ようやく店内に案内された。外で待つ間に事前に注文は聞かれていたので、店に入ればすぐに食べられるものと期待したが、残念なことに店内でもそこそこ待たされ、ようやく食事にありつくことができたのは14時をまわったころ。頼んだのは「本日の海鮮丼」という2,000円もするメニューだったが、お腹がすきすぎてて、今まで食べてきた海鮮丼の中でもトップクラスにうまかった。


長い昼食休憩を終え、さらに北へ向かう。過去に訪れたことのある「とままえ夕陽ヶ丘オートキャンプ場」や「初山別みさき台公園オートキャンプ場」を通り過ぎ、遠別町を抜けて天塩町についたのは16時頃。
早々に受付を済ませ、受付のある場所から丘を登ったところにあるキャンプ場へ。我々のサイトはNo.11「ニレ」というバンガローサイト。炊事場が目の前にあり便利だったが、トイレからは少し歩くという配置。バンガロー横のスペースは狭く、ヘキサタープを張るのも少し難儀したぐらいだ。














昼食が遅かったこともあり、まだお腹はすいていなかったが、とりあえず焼き鳥やアヒージョを食べておやつ代わりにする。

この日は先ほど通り過ぎた遠別町で花火大会があるという情報をキャッチしていたのだが、スタート時間がわからない。小さな町なので、ググっても公式な情報は見当たらない。このキャンプ場から車で20分ほどの遠別町の道の駅で開催されることはわかっていたので、とりあえず19時半に現地着を目指し、19時過ぎにここを出ることにした。道の駅ではちょっとしたお祭りが開催されているようだが、さすがは小さな町、まだ駐車スペースには余裕がある。ちょうどイベントは終了しかけており、アナウンスによれば花火は20時スタートとのこと。道の駅内にあったコーヒーの自販機でコーヒーやココアを買って、時間を待つ。
犬がいるし、虫が嫌いな嫁と次女は車の中で花火鑑賞。私と長女は車から出て丘のようになっている坂の部分に座って鑑賞。当然、札幌の花火大会に比べると規模はかなり小さいものだったが、上がる場所が近かったので迫力があり、コロナ禍で3年ぶりに間近で見ることもあり、素直に感動した。なお、雷も大嫌いで臆病者の我が家の犬は、音に終始おびえていたようだ。




花火を堪能した後、キャンプ場に戻り、ようやく減ってきたお腹を満たすために、鶴沼公園のツーキャンプでも「かたまりやき」を作る。暗くて焼き加減がわからず、少し固くなってしまったが、まぁみんな満足してくれた。
























<概要>

鏡沼海浜公園キャンプ場

住所:北海道天塩郡天塩町サラキシ7476番地
TEL: 01632-2-1830
予約:4/1から電話で予約
チェックイン:午後1時~午後9時
チェックアウト:午前10時
トイレ・炊事場:いたって普通
ペット:犬のみOK
その他:
  • 「多目的交流施設」と書かれている建物で受付。
  • 実際のキャンプ場は受付のある場所から丘を少し登った場所にある。海は近いが、海を見渡せるという感じではない。
  • ゴミは町指定のゴミ袋を購入し、分別すれば回収してくれる。
  • 上記にも書いたが、バンガロー外のタープ設置スペースは思いのほか狭い。
  • バンガローは照明以外特に何もないが、三角屋根のため天井が広く、狭苦しい感じは全くない。

このブログを検索

QooQ