びふかアイランド

2017/08/12

キャンプ(道北)

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びふかアイランド

<キャンプ場紹介・我が家のキャンプ>

次女が初のピアノコンクールで見事銅賞に輝き、しばしの間ピアノの猛特訓から逃れられるこのわずかな期間の間、またしても我が家はキャンプである。
今回の目的地は「びふかアイランド」。旭川よりも名寄よりもさらに北にある「美深町」にあるキャンプ場で、夏でもソリすべりができるソリ山があるとの情報を聞きつけての出陣。

今年度エアコンを導入し、財政的に余裕のない我が家は、この長い距離を一般道で向かう。5時間近くかかってようやく「びふかアイランド」へ到着。びふかアイランドは「道の駅 びふか」の一施設として位置づけられており、道の駅にはその他に飲食・物販、温泉施設などがある。

この日は金曜日(山の日)であったが、その週の前半までは、ゆっくりとした歩みの台風が日本列島を北上しており、まさにちょうどこのキャンプの日にぶつかるようなタイミングであったのだが、ちょうど2日ほど前に台風が温帯低気圧に変わっていた。しかしこの日は風こそないものの、朝からあいにくの雨。しかしスマホの天気予報では現地はくもりの予報であったため、それを信じて現地へ来たのだが、現地でも雨。しかし、この時点では降ったり止んだりの弱い雨であったため、弱いうちを利用してパッと設営を済ませた。
我が家にあてがわれたサイトは「2番」のオートサイト。受付のある管理棟からさらに車で奥まで進み、オートサイトに入ってわりとすぐの場所であった。共用の炊事場がすぐ目の前にあるのはうれしいが、トイレからやや距離がある、といった位置取り。サイトに個別の炊事場はないが、蛇口があり、水はすぐ汲める。また、電源もついている。



↑サイトの近くにある炊事場



設営を終えて少しすると雨が上がったので、炭を起こしてお食事タイム。焼き鳥やホタテを焼いておいしくいただいた。


そして待望のソリすべりに。ソリは管理棟でも貸し出しているが(確か200円か300円くらい)、我が家はネット通販で買った簡易型の安いソリを持参した。
どういう山なのかと思いきや、要するに斜面が人工芝になっていて、そこをソリで滑る要領。先ほどまでの雨で山はビショビショになっており、ソリですべるとものすごい勢いですべり降りることができる。果たして晴れた日ならばここまでスピードが出るのかどうかは不明。
せっかくなので私も子どもに誘われるまま何度か滑ってみたが、地面が濡れているので、そこからの返し水により1回滑っただけでズボンがビショビショに。あいにく、パジャマ以外の替えのズボンを忘れたため、しばらくはビチョビチョのまま過ごすこととなった。子どもたちも当然ながらビチョビチョになる。



何度か滑っているうちに、辺りが暗くなってきてしまったので、一旦引き上げることに。この時間から雨がまた強くなってきて、結局この雨はキャンプ終了まで降り続けることとなる。ちなみに、某大手検索サイトの1時間ごと天気予報では、今まさに雨が降っているにも関わらず、ずーっと「くもり」の一点張り。今現在の天気すら間違っているのでは、どうにもならない。

この日の夕食は原点に返って焼肉。今回はスーパーの肉ではなく、ちゃんと精肉店で買った豚カルビと牛サガリ、ホルモンと、長女の大好きな牛タン。それと、ヨメさんのつくった豚汁をおなかいっぱい食べる。
夕食後も雨の勢いはおさまることを知らず、結局この日は花火もできない。それでもキャンプファイアーは欠かせないので、雨に当たらないように火をおこす。
ところで我が家ではこのように、夕食の後にメインのファイアグリルを焚き火台として使用するため、その間に軽くあぶって食べたいものがあるときなどに困っていた。そこで、今回から導入したのがキャプテンスタッグ■カマドスマートグリルB6型【UG-34】である。このグリル、いわゆる紙のB6サイズで超コンパクトだが、ちょっとしたものを焼くのにちょうどいい大きさなのである。収納時は薄く折りたたんでほとんど場所は取らないし、組み立ても超簡単。メインのファイアグリルで起こした炭を2~3個分けてもらって入れればすぐに炭火焼が楽しめる。夕食後のおつまみとしてホルモンやエイヒレを食べたいときに大活躍しそうだ。





翌朝、雨が止んでいればすべり台にいきたいと思ったが、結局昨日よりも強い雨が降り続いており、当然すべり台で遊ぶ子どもの姿はない。
仕方なく朝ごはんの準備に。今日の朝食は長女が家庭科の時間に習ったというゆでたまごパン(中割れのバターロールにレタスとゆでたまごとチューブバターを挟んで焼いたもの)。メインのファイアグリルはまた炭を起こすと片付けが面倒なので、またしてもスマートグリルを活用してパンを焼く。


食べ終わった後は早めに撤収作業を開始する。テントもタープもびちょびちょで最悪の状態。とりあえず、キレイな状態で収納することはあきらめ、ぐちゃぐちゃのまま車に積む。
ここのキャンプ場は、チェックアウトが12時までと、他のキャンプ場では類を見ないほどゆっくりできるのが魅力なのであるが、いかんせんこの雨であり、ゆっくりもしていられない。さっさと撤収作業を終え、チェックアウトを済ました後、同じびふかアイランド内にある「チョウザメ館」へ向かう。美深町では、町おこしとしてチョウザメの養殖を行っているようで、稚魚から成魚まで、6種類約1,200匹のチョウザメが入場無料で見られる施設である。中に入るとメインのホールでは中央の円筒状の水槽に、大小さまざまなチョウザメがウヨウヨ泳いでいる。その他にもチョウザメに関する様々な展示があり、奥の「展示資料室」では、大きな4つの上からものぞき込めるような水槽に、稚魚・幼魚・成魚・親魚と分類されたチョウザメを見ることができる。特にこの水槽では、水面に顔を出して立ち泳ぎのような姿勢になるチョウザメを頻繁に見ることができ、この姿がとてもかわいい。



<チョウザメ館>

住所:北海道中川郡美深町字紋穂内(びふかアイランド敷地内)
電話:01656-2-2900(びふか温泉フロント)
開館時間:9:00~17:00
休館日:毎週月曜日(祝日除く)
入館料:無料


そして最後に昼食を道の駅の中にある「レストハウスあうる」で取る。チョウザメがいるからには、キャビアの料理でも置いてあるかと思ったが、ここには特にそういったメニューはない。ただし、インド人直伝のレシピによるカレーライスがあるらしい(私はカレーがそんなに好きではないので食べなかったが)。ちなみに、道の駅にある「びふか温泉」に行けば、キャビア料理も味わえるらしい。



それにしても、我が家は毎年3回くらいはキャンプに行っているが、ここまで本格的に雨に降られたのはほぼ初めてと言っていい。まぁそれはそれで幸運なことではあるが、何といってもすべり台のためにこんな遠くまで来て、ほとんど滑れなかったのは心残りである。また、カヌー体験やトロッコなど、天気がよければ体験できたアクティビティもあるようで、娘もリベンジを強く希望しており、またぜひ天気のいい日にチャレンジして、詳細をお届けしたい。

【2018.8 二回目の訪問】

雨であまり楽しめなかった昨年に続きリベンジキャンプを実施。
今年は雨もなく、すべり台も満喫。昨年は雨で濡れていたためすべりがよかったが、濡れていないとうまくすべるのには少しコツが必要だ。
長女の提案で、スクランブルエッグを入れたホットドッグも食べ、帰りは昨年と同じ「アウル」でカレーも食べた。
無事リベンジに成功!





<概要>

森林公園びふかアイランドオートキャンプ場

住所:北海道中川郡美深町紋穂内
電話:01656-2-3688(コテージ予約は01656-2-2900・びふか温泉)
予約:オートサイトは5月初め頃、コテージは利用日の3カ月前から受付
利用料金コチラを参照
チェックイン・アウト:13:00~翌12:00まで
近くの日帰り温泉:同じ道の駅内に「びふか温泉」あり。詳細はコチラ
トイレ:オートキャンプ場スペース内には奥の方に一つ。キレイで広い。
炊事場:オートキャンプ場スペース内には中心に一つ。雨のせいか虫は少なかった。
ペット:可。建物内は不可。
その他:オートサイトには電源設備あり。


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