青森・ねぶたの思い出③「ねぶた海上運行・青森花火大会」

2014/08/08

道外旅行

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青森・ねぶたの思い出③「ねぶた海上運行・青森花火大会」

船を降りると、どしゃぶりの雨。降りてすぐにタクシーのりばがあったので乗車。「さっきまで晴れてたのにねぇ」という運転手さんに、青森駅まで連れて行ってもらう。かなりの雨なので、花火大会の開催が危ぶまれるが、ホームページの発表では予定通り開催とのこと。


青森駅には浴衣姿の人や観光客など、多くの人でにぎわっていた。とりあえず、おなかがすいたという子どもたちを黙らせるため、雨宿りがてら、ドーナツ屋で軽く食事をすることに。その後、おみやげ屋で時間をつぶし、雨がやんできたのを見計らって、会場近くの「アスパム」という施設に向かって歩く。この「アスパム」は三角形の建物がとても印象的だ。以前青森に来た際にも、この三角の建物がすごく思い出に残っている。駅から歩いて5分程度だろうか、アスパムに到着。ここの1階「ラウンジ・センチュリー」で少し早めの夕食。人が多く少し時間がかかったが、何とか席をゲットし、「庄いラーメン」という煮干しスープのラーメンをいただく。細めのちぢれ麺で独特の煮干しスープは、濃厚みそに太麺が主流の札幌では味わえない味覚。青森ではカップ麺でも煮干しラーメンが売られていたことから、こちらでは主流のラーメンなのだろうか。

青森県観光物産館アスパム


ここで、私一人が先に夕食を終え、レンタカーを借りに一人で走る。本当は青森市内に泊まりたかったが、旅行を企画したのが遅かったため、青森や弘前はどのホテルも満室。やむなく青森市から車で60kmほど離れた十和田市にあるホテルに泊まることとなったため、レンタカーを借りる必要がある。本当は花火大会終了後に借りたいのだが、それだと営業時間が終わってしまっているので、午後6時から予約を入れ、花火大会中はどこかのパーキングに停めておくというのが今回の作戦である。借りたのは軽自動車。いろいろ価格を比較した結果、タイムズレンタカーが一番条件に合っている中で安かったので、そこで借りることにしていた。アスパムから徒歩5分ほどのところに営業所がある。タイムズなので、どこか空いてるパーキングはないか聞いてみたが、紹介できるところはないとのこと。あくまでも駐車場経営とレンタカー部門は別のようだ。車を借りたが、荷物が大きすぎてトランクルームには入らず、後部座席に置く。ここまでは想定内。後部座席は狭いが、子ども2人なので我慢してもらう。少し走って、会場からやや離れた場所にあるコインパーキングが空いていたのでそこに停める。

急いで家族の待つアスパムまで戻り、いざ会場へ。会場はアスパムの裏側、海沿いのエリア。途中、大流行の「妖怪ウォッチ」のジバニャンのねぶたが展示されており、子どもたちも大興奮。9年前に来た時には二人旅だったこともあり、自由席で観覧したが、今回は当日の3時半ごろに青森に到着する日程だったため、早めの場所取りもできず、小さな子どもが2人いることもあり、頑張って有料観覧席のチケットを事前にゲットしていた。新中央埠頭の有料観覧席は1枚3,500円で、5歳児も有料なので14,000円。ある意味この旅行で一番費用がかかったと言っても過言ではない。結果、場所取りの不安から解消され、ゆったりと椅子に座り観覧できたことを考えると、有料席を取っておいてよかったと思う。貧乏一家だが、お金をかけるべきところと、ケチるべきところはしっかり見極めなければ。



開演時間になると、花火とともに賞を取ったねぶたが海の上を運行し始めた。やはり、海の上で観覧席とはだいぶ距離があるため、ねぶたの迫力を味わうという意味では海上ねぶたはやや物足りない。しかも、最初のうちは花火とねぶたのコラボが見られるが、ねぶたは1~2度横切るだけで、早々にどこかへ行ってしまい、あとは花火大会だけとなるところもやや残念。花火が終わるまでねぶたがグルグル海上を回っててくれれば申し分ないのだが、そうもいかないのか。その代わり、花火がすごい。公式発表約11,000発の花火が31回のプログラムに分けて打ち上げられた。大迫力の大きな二尺玉や、色とりどりの超特大スターマインがおよそ2時間近く繰り広げられる。めったに感動の涙を流さなかったヨメさんが、花火のすばらしさに感動して涙を流したとか。いよいよ涙腺が緩んできたか。




結局、海上ねぶた&花火大会の時間中は心配していた雨も降らず、感動の花火は無事終了。会場から少し歩いて、コンビニで体力のないヨメと次女を待たせ、体力のある私と長女でコインパーキングまで歩く。さすがに会場周辺は大渋滞で、ヨメと次女を迎えに行くのも、その後、国道4号線に出るまでにも、結構時間がかかったが、4号線に出てからはスムーズに走行できた。時間はすでに午後10時近い。ホテルのチェックインはホームページでは午後11時までに済ませるように案内されていた。まぁ連絡すれば何とかしてくれるだろうが、ギリギリである。このまま4号線を真っ直ぐ走っても十和田市に着くらしいが、時間も遅いので、途中でショートカットできる「みちのく有料道路」という道を通り(軽自動車は通行料640円)、何とかギリギリ11時前にホテルに到着することができた。


今夜の宿は「スーパーホテル十和田」。激安ホテルチェーンとして有名なスーパーホテルの1つだ。到着が遅かったこともあり、ホテル駐車場は満車。徒歩で3分ほど離れた「十和田文化センター」に停めるよう指示される。有料駐車場だが、帰りに駐車券をくれるため無料で利用できるんだそうだ。ホテルと文化センターの間くらいに、北海道では見かけないコンビニ「ミニストップ」がある。
このホテル、部屋はスーパールームというセミダブルとロフトベッドの2段ベッドの狭い部屋を取ったのだが、狭いながらも天然温泉が完備されており(ただしお湯が超熱かった)、女性にはアメニティプレゼント、朝食バイキングも無料だ。しかも朝食時はカップドリンクの自販機が無料で飲める。それでいて、値段は大人2名、小学生が1人3,000円ちょっとで泊まれた(幼児添い寝は無料)。ただ寝るだけの宿を探していた我が家にとっては救世主のようなホテルであった。

<天然温泉 スーパーホテル十和田 奥入瀬の湯>

住所:青森県十和田市稲生町17-43
電話:0176-23-9300
公式サイト




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