青森・ねぶたの思い出②「青函フェリー3号はやぶさ」

2014/08/08

道外旅行 北海道旅行

t f B! P L

青森・ねぶたの思い出②「青函フェリー3号はやぶさ」

翌日、ホテルをチェックアウトして我々はフェリー乗り場に。天気は予報どおりの雨。強くなったり弱くなったり、一時やんだり、不安定な感じだ。ホテルから乗り場までは車で10分程度。今回乗る「青函フェリー」の建物は、9年前はもっと古めかしくて狭い印象があったが、移転して建替えたらしく、キレイで立派なものに変わっていた。


ここで、車なしで青函フェリーに乗るための手続きを紹介する。(2014年8月7日現在)
  • 予約は乗船の2カ月前の午前0時から。往復利用(往路利用日から15日以内に復路を利用する場合)は、往路の日付が2カ月前であれば、そのことを言えば復路利用日が2カ月以上先でも予約できる。
  • 往復予約の場合であっても、往路乗り場、復路乗り場のそれぞれに電話をかけて予約する必要がある。
  • 予約は電話か直接窓口でのみ。ネット予約はできない。
  • 予約しなくても、空いていれば乗れるが、いちおう予約しておいた方がいい。
  • 予約したとしても、受付は乗る30分前までに済ます。間に合わなければキャンセル扱いになることも。
  • 乗船当日は、予約の有無に関わらず、備え付けの受付票に記入して窓口に出す。
  • 往復利用の場合は、往路の受付時にそのことを告げると、復路の乗船引換券を購入できる。往復分を一括精算になるが、復路料金が10%オフになる。復路利用時は受付票と引換券を窓口に出す。ただし、この復路の乗船引換券は10%オフで復路便を利用するためのものであり、復路の予約をするものではないため、復路の予約は別途、復路乗り場に予約する必要がある。
  • クレジットカード利用可。
乗船受付を済ますと、あとは出発15分前まで待機。ロビーはゆったりしており、ジュースやカップ麺の自販機、テレビもありくつろげる。15分前になっても特にアナウンスがあるわけでもなく、自主的にフェリー乗り場へ行かなければならない。車両を積み込む部分から、狭い階段を登って甲板部分へ上がる。我が家は大きなキャリーバックを持っていたため、この階段の上り下りがかなり大変だった。大きな荷物を持ちあげられる男手がいない場合は、荷物は小分けにしたほうがいい。


今回往路で乗船したのは「3号はやぶさ」という船。ちなみに復路は「はやぶさ」という、2014年に導入されたばかりの青函フェリーの中で一番立派な船に乗ったのだが、こちらについては後ほどレポートするとして、まずは「3号はやぶさ」。とりあえず船内はこんな感じ。

<ロビー>
ソファーとテレビがあり、この船では一番リラックスできる場所。ただしそれほど広くはないので混み合っている時などは使用できない可能性も。我が家はここで昼食として持ちこんだパンやカップ麺を食べた。

<カーペット室>
いわゆる雑魚寝スペース。部屋の両端に長枕が置いてあり、そこに腰かけたり寝転がったりしてくつろぐ。船内に2部屋ある。


<自販機・休憩室>
ドリンクの自販機とテーブル、パイプイスのあるスペース。食事をするのにちょうどいいが、イスが4つほどしかないため占領されていたら使えない。

<ドライバーズルーム>
名前はこうだが、ドライバーだけでなく一般客も利用できる、いわゆる寝室。カーテン付きの2段ベッドがいくつか設置されており、この船内で唯一、プライベートな空間。ただし男女別にはなっていない。

<給湯室・自販機>
ドリンク自販機とは別に、カップ麺の自販機もある(わりばしも備え付け)。給湯室もあるためお湯も入れることができる。さらには電子レンジもあり。これらの施設が整っているため、事前に食事を持ち込めば、ある程度の食事は可能。


この他には、使用しなかったがシャワールームもあった。

外部のデッキは、進行方向と逆側の部分から外の景色を見ることができる。乗船前は雨が降っていたが、乗船した頃から雨はやみ始め、航海中はほぼ雨に当たることなく過ごすことができた。キレイな函館山を眺めることもでき、初めて船に乗った子どもたちも大喜び。


船内は個室もなく、それほど快適とは言えないまでも、人だけであれば、片道一人わずか2,000円(子どもは半額)程度で函館⇔青森(所要時間は片道3時間50分程度)を渡れるということを考えれば全然苦にならないレベルである。なお、帰りは同じ料金で「はやぶさ」という船に乗ったのは前述したが、こちらはこの「3号はやぶさ」とは比較にならないほど快適。「はやぶさ」のレポートについては後述する。

【青函フェリーの公式サイトはコチラ

およそ4時間の航行を終え、無事青森へ到着。航行中は雨が止んでいたこともあり、すっかり油断していたが、天気予報は終日雨であることに変わりはなかったのである。青森港に到着してすぐ、大雨が降りだした。

このブログを検索

ブログ一覧

QooQ