サザン豊田スタジアム(5)<最終日>
ライブから一夜明け、旅行最終日の朝を迎えた。ホテルのバイキングで朝食を済ませ、2泊もお世話になった宿を後にする。何度も言うが、この価格で朝食バイキング付き、大浴場付きというのは本当に満足。この宿を見つけられたおかげで今回の旅行がかなり安上がりで済んだことは間違いない。ライブから一夜明けたこの日、刈谷市は朝から雨がパラついていた。もし天気がよければ、歩いて「刈谷市交通児童遊園」というところに行こうと思っていたが(何やら安く遊具で遊べるらしい)この雨では遊べそうもない。昨日のライブの間、雨が持ちこたえてくれただけでももう満足だ。一時は台風の襲来とまともにぶつかってしまうのではないかと心配していたのだから。
とはいえ、お昼には娘の好きなマクドナルドで食べることを約束していたため、それまですることがない。仕方ないので二人は近くにあるショッピングセンターの本屋に行くことに。旅行先で、お互いに好きな本を1時間以上立ち読みするというのは、なかなか体験できない思い出だ(笑)。もちろん二人とも読みたい本のジャンルが全然違うため少し離れたところで読んでいたので、途中で娘が父を見失い店員に泣いて話しかけていたのも今となっては楽しい思い出だ。
お昼になり、マクドナルドへ。うちの娘はマクドナルドが大好きで、毎回ハッピーセットのチーズバーガーと決まっている。本当に中身がぎっしり詰まった今回の旅行もこれが最後のイベント。あとは空港に行って帰るだけだと思うと切なくなってくる。刈谷市から中部国際空港へは鉄道に乗って戻ることに。空港では出発まで結構時間に余裕があったので、おみやげを買ったり、飛行機の離着陸が見られるスカイデッキで時間をつぶしたりした。帰りの飛行機もジェットスターであったが、一番心配していたのは「おみやげ」が荷物として増えてしまったので、手荷物で引っかかりはしないだろうかということだ。ジェットスターのホームページでは機内に持ち込める手荷物は、所定のサイズ、重量以下の「主要手荷物」と、ハンドバックや文庫本、傘のような「小型品目」がそれぞれ1つずつという記載がある。すでに2人で主要手荷物を1つずつ持っている私たちにとって、おみやげが「小型品目」と認定されなければ追加料金ということになる。しかし実際はそういった検査のようなものも特になく、何もおとがめはなかった。ちなみに、搭乗前に係員の方が「機内に持ち込める手荷物はお一人様2つまでとなっております」というようなことを言っていたので、機内持込みサイズ以下であれば、主要手荷物と小型品目の区別についてはそこまでうるさくはないといった印象ではあった(実際はきちんとご確認いただきたいが)。
最後は無事に地元に戻り、2人で大好きなラーメンを食べて締めくくり、こうして初のLCCで行くサザンオールスターズ復活ライブの旅は無事終了した。
先にも述べたが、出発前はいろいろな不安があった。台風直撃でライブもまともに見られないのではないか。7歳の子どもを連れての初ライブで、子どもは楽しめるだろうか。ちゃんとステージが見えるだろうか。LCCの手荷物は追加料金を取られないだろうか。正直ちょっと行きたくなくなったこともあったが、実際はすべて杞憂に終わり、今までの旅行の中でもかなり思い出に残る楽しい旅となった。それもこれも、サザンと、この忙しい旅にも負けずしっかりと楽しんでくれた娘のおかげだ。娘も小学校1年生。こうして父親と娘が密に関われるのはあと何年だろう。いつもそんなことばかりを考える悲しい父だが、この旅行中もずっとそのことばかりを考えていた。しかし、こうして一つ忘れられない思い出ができたことは何よりの喜びだ。これからも、できる限りたくさんの思い出を残したいという思いで胸がいっぱいになった。そして忘れてはならない、4歳のもう一人の娘もいつの日か一緒にサザンのライブを楽しめる日が来ることを心から願ってやまない。
こうして父と娘の、楽しくも切ない、2013年の夏が終わった。
サザン豊田スタジアム(1)<ジェットスターで出発!>へ
サザン豊田スタジアム(2)<ライブ前日~名古屋観光>へ
サザン豊田スタジアム(3)<ライブ当日①>へ
サザン豊田スタジアム(4)<ライブ当日②>へ
先にも述べたが、出発前はいろいろな不安があった。台風直撃でライブもまともに見られないのではないか。7歳の子どもを連れての初ライブで、子どもは楽しめるだろうか。ちゃんとステージが見えるだろうか。LCCの手荷物は追加料金を取られないだろうか。正直ちょっと行きたくなくなったこともあったが、実際はすべて杞憂に終わり、今までの旅行の中でもかなり思い出に残る楽しい旅となった。それもこれも、サザンと、この忙しい旅にも負けずしっかりと楽しんでくれた娘のおかげだ。娘も小学校1年生。こうして父親と娘が密に関われるのはあと何年だろう。いつもそんなことばかりを考える悲しい父だが、この旅行中もずっとそのことばかりを考えていた。しかし、こうして一つ忘れられない思い出ができたことは何よりの喜びだ。これからも、できる限りたくさんの思い出を残したいという思いで胸がいっぱいになった。そして忘れてはならない、4歳のもう一人の娘もいつの日か一緒にサザンのライブを楽しめる日が来ることを心から願ってやまない。
こうして父と娘の、楽しくも切ない、2013年の夏が終わった。
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サザン豊田スタジアム(2)<ライブ前日~名古屋観光>へ
サザン豊田スタジアム(3)<ライブ当日①>へ
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