スノーピーク十勝ポロシリキャンプフィールド

2023/07/02

キャンプ(道東) 北海道旅行

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<キャンプ場紹介・我が家のキャンプ>

スノーピーク十勝ポロシリキャンプフィールド

2023年キャンプ始めは、帯広市にある「スノーピーク十勝ポロシリキャンプフィールド」。
週間天気予報では予定日前後がずっと雨マークだったが、雨は前日までで終わり、当日は何とか回復。本当は家族全員で行く予定だったが、急遽長女が高校の学校祭の準備のため、登校しなければならなくなったため、長女を残して行くことに(隣に義母が住んでいるので)。犬をどうするか迷ったが、臆病なうちの犬は、キャンプ場に連れて行くと常に吠えてうるさく、ゆっくりできないので、今回は長女に世話を任せて連れて行かないことに。

札幌から帯広までは一般道で4時間程度。途中、国道274号線の夕張付近、片道1車線の狭い山道にあった片側交互通行の工事現場の手前、車が全く動かなくなった。反対側車線からはどんどん車が流れてくるので、これでは片側一方通行ではないか、と不審に思っていたら、どうやらこちら側の車線で事故があり、そこで流れがストップしてしまい、それに気づいていない誘導の人が「あれ、こっちからは全然車が来ないな」と思いながら、反対側車線の車をバンバン流していたようなのだ。しばらくしてそれに気づいた現場の人がこちらの車線も流してくれ、ようやく現場を通過することができた。それにしても、この狭い山道でこれだけ渋滞していたら、レッカーや警察車両などはどうやって事故現場にたどり着くのだろう、と不思議にも思うのだが、そんなこんなで時間を大きくロスしてしまったこともあり、当初乗る予定のなかった高速を、「夕張」~「十勝清水」まで乗ることに。これに乗ると、日勝峠という厳しい峠を越えることなく、日高山脈を越えて道東側に行くことができる。平成23年に高速道路が完全に道東までつながった時は本当に感動したものだ。

高速で若干遅れをリカバリーし、予定より少し遅れてキャンプ場に到着。

この日は土日だったにもかかわらず、キャンパーはかなり少なく、我々が到着したときはほかに1組ぐらいしかいなかった。
受付で「最近、クマが場内で目撃されたので、ゴミを夜中に外に置くことは厳禁です」と言われ、まずビビる。どうやら、1週間ほど前に場内でヒグマの目撃情報があり、3日間利用停止までしていたらしい。

さて、キャンプ場だが、管理棟を真ん中に、西側に電源なしのオートAサイトが30ほど、東側に広場を挟んで電源ありのオートBサイトが15ほどあり、そのうち2つはトレーラーサイトになっている。Aサイトの南側はフリーサイトスペースがあり、東側の広場には「住箱」と呼ばれるスノーピーク独自のトレーラーハウスのような建物が5棟ある。
もともとは、「ポロシリ自然公園オートキャンプ場」という(おそらく市営の)キャンプ場だったのが、2017年からスノーピークが指定管理者として入り、通年営業としてリニューアルしたキャンプ場で、本当に山の中のシンプルなキャンプ場なのだが、芝生はまるでラグビー場のようにふかふかで、余計なものはないが、トイレなどは非常にキレイで、質の高いキャンプ場、さすがスノピと言わざるを得ない。
ただ、山の中なので虫は多い。蚊や蛾はかなりの数いたが、まだ夏の初めだったからか、アブやスズメバチのような大き目の羽音虫はあまりみかけなかった。






クマ注意

<住箱の様子を外から撮影させてもらった>






我々の割り当てられたサイトはB-3。Bサイト側は炊事場だけでなく、トイレもついた「サニタリー棟」があるので、わざわざ管理棟まで行かなくてもトイレ(しかもウォシュレット付き)に行くことができ、B-3はその中でもサニタリー棟に近い場所なので、とてもよい。区画の広さはそこまで大きくはないが、この日は両隣に利用者がいなかったので、狭さは全く感じなかった。目の前にはいかにもクマが出そうなうっそうとした林が広がっており、静かな雰囲気だ。最終的にこの日のBサイト側は5~6組。電源のないAサイト側は料金も安いので、もう少しにぎわっていた。






スノーピークと言えば高級なイメージがあるが、電源付きサイトで3,400円、よくある一人当たりの入場料もないので、実に良心的な価格と言えるだろう。もちろん、スノーピークのテントやタープしか立てられないなんてことはなく、どこのメーカーの用品を使っても怒られることはない。
一方で、管理棟にはスノーピークの売店があり、当然スノーピークのキャンプ用品やウエアがオシャレに並んでいる。
ちなみに、我が家が到着し、設営し、昼食を食べ終わってのんびりするころには17時を過ぎており、この売店は閉まっていた(営業は17時まで)。




この日の献立は、昼は焼き鳥(豚串・鳥串)と手羽先、ピザ、アヒージョといういつもの布陣。夜はセブンイレブンの公式ページに乗っていたレシピ「背徳の角煮ガリバタめし」を作ってみた。セブンイレブンにある「金の豚角煮」を使った簡単レシピだが、この角煮自体がおいしいし、実に簡単に作れるのでぜひ試してほしい。

朝もいつものようにホットサンド。クリームチーズとメイプルシロップを塗ったホットサンドは美味だ。
10時にはスノーピークの売店が開店するので、中に入り「あー、いいモノばっかりだけど高いなー」といつも通りの感想を胸に抱き、キャンプ場を後にする。

ゴミは分別してここに捨てることができる

Bサイト側のサニタリー棟

サニタリー棟のトイレの様子



ウォシュレット付き

サニタリー棟にくっついた炊事場。屋根もある。


サニタリー棟の外観。右がトイレ、左が炊事場

専用の炭捨て場

こちらは管理棟のトイレ。こちらもウォシュレットだよ。


管理棟にはランドリーもある

自動販売機もある

管理棟の炊事場

入場時に渡された注意書き






焼肉平和園の自動販売機は終わってしまったらしい

AEDもあるので安心


人生に野遊びを

<概要>

スノーピーク十勝ポロシリキャンプフィールド

住所:北海道帯広市拓成町第2基線2-7
:0155-60-2000
開設期間:通年(一部時期を除き水曜日定休)
チェックイン/アウト:13:00~翌11:00
予約:利用日3ヶ月前頃からネットで受付
料金コチラ
キャンセル料:2日前:30%、1日前:50%、当日無連絡:100%
ペット:マナーを守って同伴可。住箱内への入室は不可。
トイレ:管理棟とサニタリー棟にあり。すべて温水洗浄付きでキレイ。
ゴミ:燃えるゴミ・生ごみのみ指定のごみ袋にて回収
近くの温泉:更別村の「福祉の里温泉」まで車で20分ほど

帰りに帯広グルメを楽しみたいと思い、帯広市街地へ。キャンプ場は市のはずれの方にあるため、帯広市街地へは車で30分ほどかかる。
帯広といえば「豚丼」をイメージする人も多いと思うが、今回の目的は「カレー」と「パン」。「帯広の名物は豚丼ではなくインデアンカレーだ」という地元の人もいるほど、地域に愛されるカレーショップ「インデアン」。帯広や釧路などに10店舗ほどを構えるチェーン店だ。当初はそこで昼食を食べる予定だったが、どうやらテイクアウトができるらしいということを知って、急遽カレーは持ち帰り、その日の夕食にすることにした。インデアンルーの中辛3人前と普通(甘口とかはなく、これが一番辛くない)1人前を頼み(長女は辛いのが苦手)専用の容器(別料金)に入れてもらう。なお、自分で鍋などを持っていけば容器代はかからない。

カレーショップ・インデアン

住所:北海道帯広市西17条南36丁目2-8
℡:0155-47-1311
住所と℡は我々が行った「みなみ野店」のもの

カレーをゲットした後、近くにある「ますやパン 麦音(むぎおと)」に向かう。この「ますやパン」も地元に人気の老舗で、「麦音」は何店かあるうちの一店舗。札幌では「どんぐり」というパン屋が有名だが、その帯広版といった感じで、店内にはたくさんの種類のパンが所狭しと並べられている。ところでいつも思うのだが、こういうパン屋はだいたい混んでいて、入り口からレジまでぐるっと一周する流れができており、「うわー、このパンうまそう。でもまだおいしそうなパンがあるかもしれないけど一旦保留で」と思っても、先に進んでしまうと人の流れ的に後戻りしにくいというか、そうこうしている間にレジのところに行ってしまうので、なんかいつも買い方に迷ってしまう。
まぁそんな感じで迷うほどたくさんのパンがあったが、各自好きなものを買って車に戻って食べる。
ちなみに、この「麦音」は敷地が広く、外にもオープンテラスにも席がたくさんあるので、晴れて気持ちのよい日はここでパンを食べるのもとても気持ちがよさそうだ。




ますやパン 麦音

住所:北海道帯広市稲田町南8線西16-43
℡:0155-67-4659

帰りは高速は通らずに、日勝峠を越えて札幌へ。長女と犬の待つ我が家に無事たどり着き、夕食は持ち帰ったインデアンカレー。いや、うまいよこのカレー。もちろんお店のカレーってやっぱりおいしいけど、濃厚でコクがあって、しかも値段が安い!スープカレーに1,000円以上出すことに慣れてしまった札幌人に、あらためてルーカレーのおいしさと、手軽さを再認識させてくれた、すばらしいカレーだった。帯広のソウルフードは、インデアンカレーだ!

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