DOD ライダーズバイクインテント
昨年、家族から「キャンプに行き過ぎて疲れるので、家族キャンプは年3回まで」という悲しいリクエストがあり、それでは物足りない私は、ついにソロキャンプを始めることを決意した。そうなると、必要となるのがテントである。さすがにファミリー用のテントを自分一人のために設営するのは面倒なので、ソロ用のテントを探すことにした。
選ぶ基準は2つ。①設営が簡単であること。②雨や日光を遮るよう、前室が広いこと。
そうして私が選んだのがDODの「ライダーズバイクインテント」だ。
<気に入ったところ>
- ポールとテントが一体になっており、折りたたんであるポールを伸ばして、天井にあるリングを引っ張って傘のように開くとある程度完成するワンタッチ方式であり、一人でも10分もかからず設営ができた。面倒だったのはペグ打ちぐらい。
- インナーテントとは別に前室部分があり、付属のポールでキャノピー部分を作れば、かなり広い屋根付きスペースが確保できる。もともとそのスペースにバイクを収納することをコンセプトにつくられているので、バイクがなければちょっとした雨レベルであればタープはいらない。(ただし背は高くないのでローキャンプスタイルにする必要はある。)
- 窓も広く通気性がよい。雨にもしっかり耐える構造になっている。就寝時も快適だった。
- インナーテント方式になっており、ダブルウォールで雨風をしのげる。インナーテントはアウターから着脱可能。
- 付属でグラウンドシートがついており、インナーテントが直に地面につくのが防げる。
- 一人で寝るには広さは十分。
<気になったところ>
- ソロテントは初めてだったので、そもそもそういうものだと言われればそれまでだが、インナーテントは天井が低いので窮屈。
- 二人だと余裕スペースがなく少し窮屈に感じるかも。奥の人が夜中にトイレで起きたくなったときに、手前の人に迷惑をかける感じになってしまう。
- 二人で利用したからなのか、インナーテント経由でフレームに過度に負荷をかけてしまう(例えば、2人で利用すると狭いので、インナーテントの出入口に足が引っかかってテントがグニャっとなってしまうなど)と、テント上の傘部分のロック機構が外れてしまい、傘を閉じたような状態(フレームがピンと張らない状態)になり、中の人が捕獲の網にかかったような状態になってしまう。この日、何度かこの状態になった。もしかすると私の買ったものの個体のロックが緩いのかもしれない。ソロキャンプの時は1度もそうはならなかった。
それなりに収納しても大きいので、本当のライダーの人はややかさばるかもしれないが、私は車で行くソロキャン用なので、大きさは全く問題にならない。
設営・撤去の容易さや、タープ不要なほどの前室部分の広さという利点を考えると、ベストな選択だったと自信を持って言えるほどいいテントだ。
末永く私のソロキャンの良き相棒になってくれそうな予感である。