名探偵コナンとユニバーサル・スタジオ・ジャパンの旅(3)
<3日目>
3日目の朝は、家から持ってきたカップラーメンをホテルで食べて出発(ちなみに割りばしを忘れたので昨日のうちにローソンで買っておいた)。すぐ近くの日産レンタカーに行って車を借り、この日の目的地である京都へ出発。ちなみにレンタカーの話を少しすると、今はいろいろな比較サイトでレンタカー価格を比較できるが、印象として日産レンタカーはかなり安い部類に入ると思う。しかし、乗り捨て(借りた店と別の店舗で返却すること)をするための追加料金が他より高く、乗り捨てをするなら他のレンタカー会社の方が安上がりになるということが多い。この日は乗り捨てなしだったので、最安の日産レンタカーさんにお世話になった。
途中、淀川のあたりで道を間違えて渋滞に巻き込まれたものの、概ね1時間程度で京都へ到着。のど飴を買いたいという嫁さんのため、スーパーかドラッグストアを探していたところ、見覚えのある店が。北海道ではおなじみ「ツルハドラッグ」である。北海道にあるツルハに比べるとやや色が違うが、ツルハがここまで大きくなかったころから知っている道民としては、このように全国展開していることをうれしく思う。
ここで明日の天気予報をチェック。昨日夜の時点より上方修正されており、午前中は雨だが午後からは回復しそうな感じだ。これなら明日のユニバーサル・スタジオ・ジャパンも何とか楽しめるかもしれない。
ツルハでの買い物も終わり、まず向かう先は「伏見稲荷大社」。昨日の鳥取に続き、名探偵コナン旅第2段ということで、コナンに登場する場面にちなんだ場所をいくつかセレクト。この伏見稲荷大社は「迷宮の十字架(クロスロード)」のエンディングで登場する「千本鳥居」が有名な神社。当初は神社の駐車場に車を停める予定だったが、神社に向かう道に「駐車場は満車です」という看板が。この日は日曜日と祝日に挟まれた平日だったので空いてるとタカをくくっていたが、やはりさすが京都である。
しかたなく歩いて7~8分ほどのコインパーキングに車を停め、そこからGoogleマップを頼りに神社まで歩く。徒歩ルートは北海道ではなかなか見られない狭い路地で、建物も和風で趣のある家が多く、ここを歩くだけでも「京都に来たなぁ」と実感できる。
伏見稲荷大社には多くの外国人観光客がひしめき合っており、千本鳥居にもものすごい人がいた。鳥居は一方通行で行きと帰りの両側に鳥居が連続してならんでいる。人が多過ぎてややコナンのエンディングの趣とは違ったが、一見の価値はあった。
<伏見稲荷大社>
ここでお昼の時間になったので、「京ホルモン蔵 四条寺町店」へ。このあたりは先ほどとはうってかわってかなり都会っぽい雰囲気があり、お店の専用駐車場はない。少し離れたコインパーキングに車を停め歩いてお店へ。2階に案内され、ランチメニューから私と長女はステーキ定食、嫁はカルビ焼肉丼定食、うどん大好き次女はもつ煮込みうどん定食を頼む。味はかなり上等で、とてもリーズナブルにおいしいランチをいただくことができた。
<蔵 寺町店>
次なる目的地は「清水寺」。名探偵コナン「紅の修学旅行編」で工藤新一と蘭ちゃんが初キス(ほっぺだけど)をした場所である。付近の駐車場は混み合うという事前情報から、事前に「akippa」で歩いて10分ほどの駐車場を予約しておいた。
清水寺は小高い丘の上にあり、そこに行くために何通りかのルートがあるが、そのうち「松原通り」という通りに近いところに駐車場があったため、松原通りから清水寺への道を登る。それなりに勾配のある坂なので疲れるが、清水寺に近くなるにつれお土産屋や御茶屋が多く立ち並ぶようになり、修学旅行でも定番の八ツ橋もたくさん売っている。我が家は結局決め切れなくて何も買わなかったが、寄り道しながら楽しく登った。
やがて清水寺の敷地内に入り、参拝料を払って中に入る。本堂と「清水の舞台」は残念ながら工事中(2020年中に竣工予定だそう)で、立ち入ることはできるものの、舞台は一部のみ立ち入り可能で、奥の院から見た本堂はいつもよく見る風景とは全く違った。
<清水寺>
若干残念な結果となった清水寺を後にし、最終目的地の金閣寺へ。金閣寺は直接コナンとは関係ないが、京都に来たからには小学生にも知名度抜群の金閣寺を一目見せてやろうと思ったわけだ。
こちらは夕方も近いせいか専用駐車場が空いており、1時間300円で駐車可能だった。小雨がぱらついて来た中、歩いて敷地内に入り、拝観料を払って中へ。金閣寺は拝観券がお札になっているが、これは私が高校で修学旅行に行ったときも同じであり、懐かしさがあふれる。
修学旅行、出張の時に寄り道したのに続き3回目の金閣寺だが、金ピカで子どもにも相変わらず分かりやすく見る価値がある。敷地をぐるっと一周して回ったが、奥には滝もあり、あらためて趣のあるスポットだなぁと感じる。
<金閣寺>
すでに空も暮れはじめており、京都の旅はここで終了。雨も本降りになってきて、帰宅ラッシュで道路が混んでいたこともあり大阪までは2時間ほどかかった。夕食は途中にあった「和食さと・赤川店」で。この時点で外は雨がかなり降ってきていた。この「和食さと」は関西を中心に、関東や中部にチェーン店を持つ和食ファミレスで、北海道で言えば「とんでん」のような店。私は北海海鮮丼セットという、いくらやサーモンなどが入った海鮮丼とおそばがセットになったメニューを、嫁さんは四季めぐり膳、長女はローストビーフ丼を頼んだ(次女は何を頼んだか忘れてしまった)。
<和食さと・赤川店>
ここで再び天気予報をチェックしたところ、雨が予想より早まったのか、明日の未明には止んで、日中は午前中から晴れる予報に変わっているではないか!いやぁ、持ってるなぁ。