四国の旅(3)
【5/7】
3日目。10時に「中野うどん学校」さんでうどんづくり体験を予約しているため、それまでに体力に自信のある3人(私、長女、じいちゃん)で「こんぴらさん」へお参りに行くことに。その前に早めの朝食を取るが、ここの朝食はバイキングではなく、御膳。子どもたちはやや不満そうだったが、ホールのおばさんが話好きな人で、子どものためにごはんをおにぎりにしてくれたり、牛乳パックを利用した三角おにぎりの作り方を教えてくれたりした。
琴平リバーサイドホテルからこんぴらさんの登り口まではおよそ5分ほど。そこから御本宮までは785段、さらに奥社まで行くと1,368段の階段を上る必要がある。時間がないのでとりあえず今回は御本宮まで。785段といっても一気に上り切るわけではなく、最初のうちは20段ほど上ったら平らな道が続き、しばらく歩くとまた少し階段がある、といったような具合。その平らな道沿いにはたくさんの店が軒を連ねており、お参りに来た観光客向けにいろいろなおみやげなどを売っている。上の方に行くとお店もなくなっていき、階段も一気に上がらなければいけないものが増えてくる。しかし、それでも他の人のブログなどでは1時間近くかかるようなことが書いてあったのでビビッていたが、寄り道さえしなければものの30分くらいで御本宮に到着することができる。相変わらず身のこなしの軽い長女は「もっと行ける」とやる気満々だが、時間がないので今日はここまで。お参りをして、金色のお守りもしっかり買って、こんぴらさんを後にする。
「いつか大きくなったら今度はウチがパパを四国に連れてきてあげるから、今度は奥社まで行こうね」と言ってくれた娘をいとおしく思いながら、しっかり帰り道にソフトクリームをおごらされ、何とか時間内にホテルに戻ることができた。
思いのほか時間があったので、せっかくだからと汗を流しにこのホテルの浴場に行ってみる。浴場は浴槽が1つだけの小さなものだが、部屋のユニットバスに入るよりは断然マシである。階段上りの汗をしっかり流すことができた。
うどん作り体験を申し込んだ「中野うどん学校」は、ホテルからすぐのところにあり、それこそこんぴらさんの登り口に行く途中にすでに何回か通り過ぎていたので場所はわかっていたが、車を移動しなければならないので歩いては行けない。
この付近はやたらと一方通行や狭い道が多く、店の裏手に専用駐車場はあるにはあるが、場所がわかりづらい。中野うどん学校のホームページで駐車場の案内が出ているので事前に確認することをオススメする。ただ、このページの地図はやや端折っているので、Googleマップ等で事前にしっかり確認しておいた方がよい。
駐車場料金は300円だが、お店で2000円以上おみやげを買ったら返金してくれる、という仕組み。なぜか駐車場にはクジャクが飼われていたが、キレイな羽を広げてくれることはなかった。
思いのほか時間があったので、せっかくだからと汗を流しにこのホテルの浴場に行ってみる。浴場は浴槽が1つだけの小さなものだが、部屋のユニットバスに入るよりは断然マシである。階段上りの汗をしっかり流すことができた。
うどん作り体験を申し込んだ「中野うどん学校」は、ホテルからすぐのところにあり、それこそこんぴらさんの登り口に行く途中にすでに何回か通り過ぎていたので場所はわかっていたが、車を移動しなければならないので歩いては行けない。
この付近はやたらと一方通行や狭い道が多く、店の裏手に専用駐車場はあるにはあるが、場所がわかりづらい。中野うどん学校のホームページで駐車場の案内が出ているので事前に確認することをオススメする。ただ、このページの地図はやや端折っているので、Googleマップ等で事前にしっかり確認しておいた方がよい。
駐車場料金は300円だが、お店で2000円以上おみやげを買ったら返金してくれる、という仕組み。なぜか駐車場にはクジャクが飼われていたが、キレイな羽を広げてくれることはなかった。
受付で事前に予約していたことを告げると、体験後の試食時につけるトッピングを何にするか聞かれたので、とりあえず温玉をトッピングすることにした。会場の準備ができると呼び出されて3階へ。いよいよ体験だ。
配られたエプロンをして、おしぼりで手をふく。四角い粘土のような生地が1人1つずつ配られる。無表情でツラっと面白いことを言うおじさんの司会の元、最初は座学から。薄力粉と水を混ぜる際の比率は季節によって変えるのがコツだとか。まぁ正直、家に帰ってやることはないと思うので、そこはサラっと聞き流す。ちなみに、この体験にはこの日の数日前に「ももいろクローバーZ」の高城れにさんがいらしてたとか。芸能人も結構来るようで(ロケでかな)、サイン色紙もたくさん飾っていた。
さて、5分程度の座学の後、いよいようどん作り体験へ。すでに生地の状態になっているので、そこから先の作業を行う。まずは手のひらで延ばし、麺棒で延ばし、巻き付けて延ばし、ひたすら延ばした生地を麺棒に巻き付けて指4本分の太さにジグザグ折り畳む。それを包丁でちょうどいい太さに切る。この切ったうどんは後で食べるので器に入れて置いておく。と、ここまでが第1弾。
ここから第2弾で、第1弾ではすでに生地になったものが出てきたが、第2弾では薄力粉から生地自体をつくるところを体験する。つまり順番が逆になっているのである。まず、ボールに入った薄力粉に食塩水を混ぜる(食塩水の濃さは季節によって異なるが、春秋は1:11がベストとのこと)。混ぜ方は、下から上へしゃくりあげるように混ぜる。1人が混ぜる中へ、もう1人が食塩水を3回に分けて投入する。ただ混ぜるだけではつまらないので、ということで、ノリノリの音楽がかかる。その音楽に合わせてリズムよく混ぜる、混ぜる。
混ぜた後は手のひらの、いわゆる「掌底」で押す、押す、押す。こうしてある程度固まりになった生地を、ビニール袋につめて、3回に分けて踏む、踏む、踏む。当然、この間中もずっと曲がかかっており、「おどるポ●ポコリン」や「P●AP」、「女●しくて」などの曲に合わせて押したり踏んだりする。待っている人はその間に、配られたタンバリンで合いの手を打つ。まるで二次会のカラオケ状態である。
混ぜた後は手のひらの、いわゆる「掌底」で押す、押す、押す。こうしてある程度固まりになった生地を、ビニール袋につめて、3回に分けて踏む、踏む、踏む。当然、この間中もずっと曲がかかっており、「おどるポ●ポコリン」や「P●AP」、「女●しくて」などの曲に合わせて押したり踏んだりする。待っている人はその間に、配られたタンバリンで合いの手を打つ。まるで二次会のカラオケ状態である。
すべての行程が終わり、出来上がり状態を確認。うちは、混ぜかたも下手くそで、体重の軽い子どもだけに踏ませたため、あまり上手にはできなかったが、上手な人はツルツルでしっかり延びた生地ができあがっていた。この生地はサービスでお持ち帰り。家に帰って先ほどやった第1弾の行程を行えば、食べれるようになる。ちなみに麺棒や手順書もプレゼントしてもらえる。
我が家は生地があまり上手にできなかったが、隣にいたマレージア人の新婚さんが「日本の滞在期間がまだ残っており、保管できないのでどうぞ」といって、上手にできた生地をくださった。ありがとう、新婚さん!
以上がうどん作り体験の行程で、この後、第1弾で延ばして切った麺を実際にゆがいて試食。つけ麺のようにして食べる「釜揚げ」でおいしくいただいた。
<中野うどん学校>
住所:香川県仲多度郡琴平町796番地(琴平校)
TEL:0877-75-0001
料金:1,760円(うどん打ち体験+自作うどん試食+掛け軸)
TEL:0877-75-0001
料金:1,760円(うどん打ち体験+自作うどん試食+掛け軸)
うどん体験で少し早い昼食を食べた後、この旅の最後の行程である徳島県鳴門市に向かう。その日のメインイベントは鳴門海峡の「うず潮遊覧船」。淡路島と四国の鳴門の間にある「鳴門海峡」では、その地形等から海が渦を巻く「渦潮」が見られることで有名だ。潮の満ち引きの関係で、渦潮の見ごろである時間帯が日によって変わるようで、この日は午後4時すぎが一番の見ごろ時間。なので時間にかなり余裕があったため、移動は高速を使わずに一般道で。
宿泊する「ルネッサンスリゾートナルト(現:アオアヲナルトリゾート)」に到着したのは午後2時前。海に面した土地に建っており、ちょっとした南国リゾート的な雰囲気を醸し出している。まだチェックイン時間前だったが、部屋の準備ができていたため先行してチェックインさせてもらうことができた。
部屋は海に面しており、バルコニーにイスとテーブルが置いてある、まさに南国リゾートのような雰囲気。旅の最後をこのホテルにしてよかったと思う。ここで少しだけ我々が経験した範囲でホテルの紹介。
・ホテルから直接ビーチに出ることができる。ビーチには釣堀もあり、鯛を釣っている人もいた。
・ゴールデンウィーク中と、夏期は屋外プールも営業。
・「阿波の國」という、昔ながらの射的や弓矢などの縁日をやっているが、我が家が行ったときは全くにぎわっていなかった。
とりあえず少しだけくつろいだ後、そこから車ですぐのところにある遊覧船のりばへ。
今回乗船したのは「わんだーなると」という大型の遊覧船。もう一つ「アクアエディ」という小型の船があり、そちらは水中のうずしおの様子も見られるようだが、小型のため定員に限りがあり、事前の予約が必要となるほか、料金も「わんだーなると」より少し高めに設定されている。どちらにしようか最後まで悩んだが、今回はツアーに割引券がついていたこともあり、「わんだーなると」の方にすることにした。
鳴門のうずしおは「世界三大潮流」の一つと言われているらしく、月の引力や海流などの要因が重なってできるものらしい。船は10分ほどかけて沖の方へ進む。途中、小さな渦のようなものがあり、「これがうずしお??」と迫力のなさに驚く場面もあったが、それは本物ではない。やがて船はうずしおが発生している現場へ到着。うずしおはずっと同じ場所で渦を巻いているわけではなく、海流に乗りながら動いている。次から次へと新たな渦がどんどん発生しては流れていくのだ。大きいものもあれば小さいものもあり、大きいものが来ると結構迫力がある。この渦に飲み込まれたら人間はひとたまりもないだろうという話を娘としながら、次から次へと来るうずしおを眺めていた。
ちなみに、もう一つこの航海で印象に残ったことは、クラゲである。あんなにものすごい数のクラゲが海に浮かんでいたのは初めて見た。次女はなぜかクラゲの数を数えていたが、次女のヘタクソな数え方でもゆうに100匹以上はいた。こちらもこの中に人間が落ちたらひとたまりもないだろう(笑)
鳴門のうずしおは「世界三大潮流」の一つと言われているらしく、月の引力や海流などの要因が重なってできるものらしい。船は10分ほどかけて沖の方へ進む。途中、小さな渦のようなものがあり、「これがうずしお??」と迫力のなさに驚く場面もあったが、それは本物ではない。やがて船はうずしおが発生している現場へ到着。うずしおはずっと同じ場所で渦を巻いているわけではなく、海流に乗りながら動いている。次から次へと新たな渦がどんどん発生しては流れていくのだ。大きいものもあれば小さいものもあり、大きいものが来ると結構迫力がある。この渦に飲み込まれたら人間はひとたまりもないだろうという話を娘としながら、次から次へと来るうずしおを眺めていた。
ちなみに、もう一つこの航海で印象に残ったことは、クラゲである。あんなにものすごい数のクラゲが海に浮かんでいたのは初めて見た。次女はなぜかクラゲの数を数えていたが、次女のヘタクソな数え方でもゆうに100匹以上はいた。こちらもこの中に人間が落ちたらひとたまりもないだろう(笑)
30分ほどの航海を終え、ホテルに戻る。ごはんの前にとりあえず温泉へ。このホテルは1階に露天風呂、8階に展望風呂があり、とりあえず8階の展望風呂に行くことに。浴場自体はそれほど広くはないが、窓から海を一望できる。ちなみに翌朝には1階の露店風呂も堪能させてもらった。
夕食はバイキング。鳴門は鯛が有名らしく、鯛料理が豊富にあった。また、鳴門金時という金時もあり、ヨメさんがとてもおいしいと喜んでいた。ちなみに私は金時やクリ、アンコ、カボチャの類いは大の苦手なので感想を書くことはできない。昼間に釣った釣堀の魚も席に持ってきてもらった。寿司やてんぷら、うどんなど、種類も豊富でかなりおいしかったこともあり、おなかが破裂しそうになるほどいただいた。
夕食会場を後にすると、なにやらお囃子の音がするので行ってみると、阿波踊りのショーをやっていた。キレイな着物を来た3人のかわいらしい女性が阿波踊りを踊っており、途中で男性も加わって楽しそうに踊っていた。また、1日目の松山水軍太鼓でもそうだったが、ドラムのリズムに興味のある私には、お囃子のリズムもカッコよく、初めて生で見る阿波踊りに思わず見とれてしまった。