キャプテンスタッグ『EVAフォームマット』

2015/08/30

キャンプ用品

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キャプテンスタッグ『EVAフォームマット』

キャンプに行ってテントで寝る際に、下に敷くマット選びに悩んだ経験がある人も多いのではないだろうか。我が家もテント泊初心者のころは、テントの中に銀マットを敷いてその上から寝袋で寝ていたのだが、ヨメさんから「下が固くて寝づらい」というお説教を受け、購入したのが「ロゴス(LOGOS) スカイエアベッドオート」というエアベッドであった。結構厚みのあるエアベッドで、フワフワ快適でヨメさんも気に入っていたのだが、何年か経つとさすがに空気抜けが目立ち始め、朝起きると結構空気が抜けてフニャフニャになっていることや、フワフワすぎて起き上がるのが大変だったりするなど、ちょっとした欠点も見え始めてきたことから、あらためてマットについて考え直してみることにした。

まず、一番最初に候補に挙がったのが「インフレータブルマット」だ。エアベッドのような厚みではないが、中に空気を自動的に取り込んで膨らむマットで、寝心地はいいらしい。しかし、収納が意外と大変というクチコミが多いことや、4人分を用意するには価格が高いということもあり断念。キャンプの朝は結構バタバタすることが多く、片づけはできるだけ楽ちんな方がいいに決まっている。
次に候補に挙げたのはTHERMAREST(サーマレスト)という会社が出している『Zライト ソル』というマット。EVAフォームというやわらかい素材でできており、表面にボコボコと突起のようなものがある。これで保温性と柔らかいクッション性が得られ、クチコミの評判も上々だ。収納は蛇腹のように折り畳むだけ。インフレータブルマットのようにコンパクトに収納はできないが、畳むだけなので相当楽ちん。かなりいい商品だと思うのだが、やはり値段が高め。4つ用意するのは結構大変だ。
で、次に見つけたのが、キャプテンスタッグから出している『EVAフォームマット』だ。キャプテンスタッグは、コールマンなどに比べるとかなり安価にアウトドアグッズを出しているが、結構コストパフォーマンスは高いように感じる。先ほど紹介した『Zライト ソル』と同じEVAフォーム(ただし仕様を見るとZライト ソルが「軽量EVAフォーム」のみになっているのに対し、『EVAフォームマット』は「発泡ポリエチレン、EVA樹脂」となっており、そこが価格差の違いか)のマットで、表面にボコボコがあるのも蛇腹式の折り畳み方式も同じだ。『Zライト ソル』は、「アルミ蒸着を表面に施すことにより、断熱性が向上。従来モデルに比較し、暖かさが20%増加」と商品紹介にあることから、寝心地もよく、暖かいのだろう。しかし、このキャプテンスタッグの『EVAフォームマット』は、そこまでの保温性はないにせよ、価格が『Zライト ソル』の半値以下なのだ。4人分を用意する必要があることから、出来るだけコストは抑えたかったので、試しに2つ買ってみることにした。



さっそくテント泊で使ってみて、その使い心地は
  • 地面の固さは感じることもなく、快適に眠ることができた。
  • 保温性については、『Zライト ソル』を使ったことがないので比較はできないが、特に寝ていて寒いとか冷たいと感じることはなかった。もっと寒い時期のキャンプであれば差が出てくるかもしれない。
  • 重さが軽く、収納も場所をそんなにとらない。片づけは折り畳んでバンドで留めるだけなので超カンタン。
  • ケースがなく、むき出しなのでどこかに引っかけて破損する心配がある。
  • 折り畳んで収納するタイプなので、折り目にクセがついて、敷いても少しグニャグニャしている。(人が上に乗れば問題ないレベル)
  • 大人一人分にしてはやや細いし(56cm)、長さも182cmしかないので、大柄な人や寝相の悪い人には狭いかも。(大きさは『Zライト ソル』もほぼ同じ大きさ)
  • まだ1年ほどしか使用していない(年3~4回程度)が、今のところヘタってはいない。
というところ。『Zライト ソル』を使用したことがないため、価格差に見合うパフォーマンスがあるか検証はできないが、たぶんそれほどこだわらない人ならあまり違いはないのではないだろうか。おかげでエアベッドのフワフワから起き上がるのに苦労していた時代に比べて、夜中のトイレに起きるのが楽になった。
使い心地がよかったので、残り2人分も買おうと思ったところ、この『EVAフォームマット』には2人用のサイズがあることが判明(これは『Zライト ソル』にはないっぽい。)
一人分のサイズとの違いは、サイズが幅140×長さ217×厚さ1.5cmとなっており、幅は一人分を2つくっつけたよりも広い。長さもかなり余裕があり、先を折り畳んで枕にすることもできるらしい。ただし、厚みが一人用が2cmなのに対し、二人用は1.5cmとなっている。価格は一人分を2つ買うのとあまり変わらないので、こちらも試しに一つ買ってみることにした。


こちらは一人用とは違い、ケースに入っているが(といっても表面がビニールのような簡易なケース)、幅が広いのもあり、収納時に結構かさばる。ただ、一人用のように折り目のクセもほとんどなく、敷いてもヨレヨレすることはなく、また幅と長さに余裕があるためこちらの方が寝やすく、厚さの違いも素人にはほとんどわからない。(これも寒い季節なら違いが出るかもしれない。)
どちらを買うかは人それぞれだが、広さを重視するなら2人用、収納時のコンパクトさを重視するなら1人用といったところか。コストをかけられる人は『Zライト ソル』が間違いないのではないだろうか。
これから使用していく中で、年数が経った際の耐久性についても追記していこうと思う。



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