ワカサギ釣り&ふらのラテール(1)
以前から、うちの娘たちが興味を示していたワカサギ釣り。私自身も若いころに友達に連れられて一度だけ行ったことがあるが、何せ私たち夫婦は寒いのが大の苦手のため、なかなか連れて行ってあげる気になれなかったのだが、ふと思い立って行ってみることを決意。若いころに一度やったことがあるとはいえ、ほぼ未経験と同じであり、やり方もよくわからなければ、道具も何も持っていないので、小さい子どもを連れて自力で挑むのは困難と判断し、インターネットで体験メニューを探す。ちょうど、「寒くない」ワカサギ釣り体験というメニューを見つけ、値段も許容範囲内であったことからさっそく申し込む。暑いのも寒いのも誰よりも苦手なヨメさんも、「寒くない」というフレーズに大満足。
しかし、出発直前になり、次女の調子が悪くなり、何度も吐いたりして点滴を受けるなど、旅行の開催が危ぶまれたが、当日は何とか体調も持ち直した。また、暖冬の影響で札幌は連日のプラス気温であったことから、氷が解けて落ちてしまうのではないかという懸念(実際に旅行の1週間ほど前に茨戸川で氷が解けたことによる転落事故があった)があったが、主催者側からは特に連絡がないため、無事出発することとなった。目指す場所は南富良野町の「かなやま湖」。たまたまではあるが、昨年の夏にキャンプで訪れたばかりで、今年度2度目の訪問となる。
キャンプのレポートはこちら
札幌からかなやま湖へは、国道12号線→桂沢湖→富良野側から南下する行くルートと、国道274号線→占冠村側から北上するルートの2パターンあるが、ナビが国道274号線ルートを示したため、そちらから行くことに。申し込んだ際の案内によると、12時半に南富良野の道の駅に集合することになっていたため、それに間に合うよう十分余裕を持って出発。途中、道のりが順調だったこともあり、このままだと早く着きすぎるので、占冠村の道の駅で一休み。ところがここで休憩を取ったことが後々響いてくる。
十分に休憩を取っていざ出発。我が車のカーナビは、かなやま湖の南側から山道を通って湖の東側に抜けるルートを指し示していたため、何の疑いもなくナビの指示に従っていたのだが、道道136号線から道道1030号線へ入る地点に来て愕然とする。そう、通行止めなのだ。後で調べてわかったことだが、この道道1030号線は狭い砂利道で、冬期間は通行止めになる道路なんだそうだ。おそらくカーナビを「距離優先」の設定にしたためにこのルートを選択したと思われるが、後悔してももう遅い。今来た道を引き返し、かなやま湖の西側から北上し、湖の北側を通る道路を西から東に横断して、道の駅に出るルートに変更しなければならなかった。集合時間までに余裕でつく予定だったのが、一転してかなり激走しなければ間に合わない展開に。しかもこのかなやま湖の北の道は、昨年のキャンプでも通ったが、湖沿いをクネクネ曲がる道であるため、かなり走行に時間がかかる。しかも冬道。全神経を集中させながら、できる限り急いで走り、道の駅についたのは午後12時32分。2分遅れである。
ワカサギを釣るための穴は4か所にすでに開いており、みんなが一斉に楽しめる。中で係の人が一通りのやり方を教えてくれた。エサはピンク色の小さな虫。そう、俗に言う「蛆(うじ)」に着色をしたものである。それを小さなハサミで二つにちょん切った後、釣り針につける。準備が整ったら穴の中へ釣り糸を垂らす。糸をどんどん下に降ろしていき、湖底にぶつかった感触があったら、一回だけリールを巻いて少し湖底から離す。こうやって待っていれば、ものの数秒で「ピクン」という感触がある。糸を巻き上げたら見事釣れている、といった具合だ。とにかく、エサさえついていれば次から次へと釣れるのだ。子どもでも要領をつかめば簡単に釣ることができる。正確に何匹釣ったか数えてはいないが、およそ2時間ほどで100匹以上は釣ったのではないか。
しかし、出発直前になり、次女の調子が悪くなり、何度も吐いたりして点滴を受けるなど、旅行の開催が危ぶまれたが、当日は何とか体調も持ち直した。また、暖冬の影響で札幌は連日のプラス気温であったことから、氷が解けて落ちてしまうのではないかという懸念(実際に旅行の1週間ほど前に茨戸川で氷が解けたことによる転落事故があった)があったが、主催者側からは特に連絡がないため、無事出発することとなった。目指す場所は南富良野町の「かなやま湖」。たまたまではあるが、昨年の夏にキャンプで訪れたばかりで、今年度2度目の訪問となる。
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札幌からかなやま湖へは、国道12号線→桂沢湖→富良野側から南下する行くルートと、国道274号線→占冠村側から北上するルートの2パターンあるが、ナビが国道274号線ルートを示したため、そちらから行くことに。申し込んだ際の案内によると、12時半に南富良野の道の駅に集合することになっていたため、それに間に合うよう十分余裕を持って出発。途中、道のりが順調だったこともあり、このままだと早く着きすぎるので、占冠村の道の駅で一休み。ところがここで休憩を取ったことが後々響いてくる。
十分に休憩を取っていざ出発。我が車のカーナビは、かなやま湖の南側から山道を通って湖の東側に抜けるルートを指し示していたため、何の疑いもなくナビの指示に従っていたのだが、道道136号線から道道1030号線へ入る地点に来て愕然とする。そう、通行止めなのだ。後で調べてわかったことだが、この道道1030号線は狭い砂利道で、冬期間は通行止めになる道路なんだそうだ。おそらくカーナビを「距離優先」の設定にしたためにこのルートを選択したと思われるが、後悔してももう遅い。今来た道を引き返し、かなやま湖の西側から北上し、湖の北側を通る道路を西から東に横断して、道の駅に出るルートに変更しなければならなかった。集合時間までに余裕でつく予定だったのが、一転してかなり激走しなければ間に合わない展開に。しかもこのかなやま湖の北の道は、昨年のキャンプでも通ったが、湖沿いをクネクネ曲がる道であるため、かなり走行に時間がかかる。しかも冬道。全神経を集中させながら、できる限り急いで走り、道の駅についたのは午後12時32分。2分遅れである。
道の駅では、今回お世話になったNRA(ノースリバーアドベンチャーズ)のバンが待っていてくれた。トイレを済ませてから、そのバンの後ろを追走していざ冬のかなやま湖へ。すると、湖の上にたくさんのテントが見えてきた。
車を止め、古い民家のような建物の中に案内される。そこで長靴に履き替え、足カイロを装着。一通りの説明を聞いたあと、いざ湖へ。湖は懸念していた暖冬の影響も少ないようで、厚い氷が覆っていた。建物から湖面へは、備え付けてあるロープをつかまらないと転んでしまいそうな急な下り坂を降りていく。案内されたテントはそれなりに広く、かなり古いものではあるが灯油ストーブも置いてある。
ワカサギを釣るための穴は4か所にすでに開いており、みんなが一斉に楽しめる。中で係の人が一通りのやり方を教えてくれた。エサはピンク色の小さな虫。そう、俗に言う「蛆(うじ)」に着色をしたものである。それを小さなハサミで二つにちょん切った後、釣り針につける。準備が整ったら穴の中へ釣り糸を垂らす。糸をどんどん下に降ろしていき、湖底にぶつかった感触があったら、一回だけリールを巻いて少し湖底から離す。こうやって待っていれば、ものの数秒で「ピクン」という感触がある。糸を巻き上げたら見事釣れている、といった具合だ。とにかく、エサさえついていれば次から次へと釣れるのだ。子どもでも要領をつかめば簡単に釣ることができる。正確に何匹釣ったか数えてはいないが、およそ2時間ほどで100匹以上は釣ったのではないか。
途中、係の人が来て、その時点で釣ったワカサギをテンプラにしてくれる。釣りたてのワカサギは軽い塩味でも最高においしい。ただ一つ、先ほど釣り針につけた「蛆」を食べたワカサギであるという点において、嫁さんは一抹の恐怖を感じていたようだが、後から聞いた話では「なるべくそのことは考えないようにした」とのことであった。とにもかくにも、心配していた寒さは、テントの中であったこと、ストーブがあったことなどもあり、ほとんど感じずに快適にワカサギ釣りを楽しむことができた。釣ったワカサギのうち、テンプラにしてもらわなかったものは、用意してきた保冷バッグに入れてお持ち帰り。こうして子どもたちの初のワカサギ釣り体験は終了した。