子どもたちが祖父母と旅行でいない間、久々に夫婦二人で温泉旅行を企画。子どもたちがいるとゆっくり温泉にも浸かっていられないので、このチャンスを逃すまいと、安くてもいいからどこかに泊まりに行こうという作戦。
行ったのは洞爺湖にある「サンパレス」。かつては「宇宙一大浴場」と銘打ったCMもガンガン流れ、北海道民なら知らない人はいないほど知名度の高い温泉宿。いろいろ調べた中で、安いプランがあったので早速予約。

過去に何度か宿泊したこともあり、長女がまだ小さいころにも行ったことがあったが、約６～７年ぶりの宿泊。最近お風呂など、施設がかなりリニューアルしたのだが、我々が泊まったのはその前だったので、改装中で受付の場所が変更になっていたり、工事中だったりと、若干騒がしい感があった。サンパレスには「本館」と、後からできた「クリスタル館」があるが、今回は安いせいか「本館」の部屋。しかも、前は部屋まで係の人が案内してくれた記憶があるが、今回は荷物を持って勝手に行けスタイル。安いからなのかな。。。ちなみに駐車場も、向かいの土地に自分で停めてくれというスタイル。こんなにサービスなかったっけ？部屋はいたって普通の和室８畳間で、さすがに古い感じは否めない。ただ、よく手入れされており、いやな気持ちは全く感じない。部屋で一休みした後、早速プールへ。「お風呂の遊園地」というCMのフレーズどおり、大規模なプールがこの宿の最大の特徴である。人工の波が楽しめるプールや、ウォータースライダーなどがあり、子どもたちが一日中遊べる楽しい場所だ。最近は「南国アイランド」という、南国のビーチをイメージしたプールも新設され、大人もくつろげる。

ヨメさんは若いころのビキニしか持っておらず、さすがに恥ずかしいと言ってレンタル水着（300円）を借りる。着替えてまずは「南国アイランド」へ。しかし、正直あまり南国の雰囲気は感じられず、なんとなく薄ら寒い感じであった。すぐに人工波のプールへ。このプールは、奥へ行くほど深くなっており、一番奥まで行くと足が届かない。私は泳げないので、足が届く中途半端な位置でプカプカと浮いていた。そのうち、イルカの形をした浮き輪をゲット。二人でイルカの上に乗ったりして、年甲斐もなくはしゃぐ。この波のプールは絶対浮き輪があった方がおもしろい。ちなみに浮き輪は有料レンタルもあるが、無料のものもある。その後、流れるプールで流しそうめんのようにくるくる回ったあと、ウォータースライダーも楽しみ、久々に二人きりでプールを楽しんだ。いつもなら子どもを見ていなきゃいけないので、貴重な体験だ。
その後、冷えた体を温めるために温泉へ。温泉は私好みのぬるめのお湯が多く、結構満喫した。幼児風呂というのがかなりぬるくて、ほてった体をクールダウンするのにちょうどいい。お子ちゃまなのだ。露天風呂への入り口がなぜか超狭いが、改修されたから、この狭い入口もなくなってしまっただろう。

で、今回の旅で一番良かったのは食事。サンパレスは今までも何度か宿泊したことがあるのだが、それほど食事に力を入れているイメージはなかったが、今回のバイキングは良かった。夕食バイキングで特においしかったものを挙げると、マグロえびの寿司（これが超うまかった）、ステーキ、塩ラーメン。また、ハチの巣がガラスケースの中に入っていて、そこからしたたるハチミツを食べられるのは、うちのヨメさんが大喜びしていた。従業員に聞いてみたが、本物のハチの巣だという。味はどれも質が高く、種類も豊富でコスパは最高だ。部屋案内等のサービスを削って料理に力を入れたのだろうか。