熊石青少年旅行村

2013/08/10

キャンプ(道南) 温泉

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熊石青少年旅行村

<キャンプ場紹介>

道南の西側、かつて熊石町と呼ばれた地方にあるキャンプ場。現在の熊石町は八雲町と合併となったため、八雲町に存在することになる。日本海沿いの道から少しだけ山の方に入った道にあり、温泉施設もすぐそばに併設されている。とにかく虫が多く、我が家が行ったときはついた瞬間からものすごいセミの鳴き声がしており大きなハチ(スズメバチか?)もブンブン飛んでいた。キャンプ場には車の乗り入れは不可で、駐車場からリアカーに乗せて運ぶことになる。この作業は前回の「道民の森月形」でも経験したが、道民の森にある一輪車よりはかなり大きなリアカーであったため一度に運べる量は多い。ただし駐車場からキャンプ場への道は坂道になっているためそれなりに苦労はしなければならない。キャンプ場自体は特に区画整理もされておらず、広大な芝生の土地の好きなところにテントを張ることになる。当然事前予約も不要だ。我が家が行った日も駐車場の近く、遊具施設の近く、流し場、トイレの近くなどそれぞれの希望に合わせて思い思いにテントを張っていた。多少の起伏はあるものの、木陰になる場所もたくさんあり、休日には結構にぎわうもののテントを張る場所には困らないくらいの広さがある。

遊具施設については敷地内に冒険公園のようなところやアスレチック遊具、ちゃぷちゃぷ公園(自然の川を利用した遊び場)など子どもが楽しめそうな施設が充実しており、少し車で行けば海水浴場もあるので1日では遊びきれないほどだ。そこが今回子連れの我が家がこのキャンプ場を選んだ理由でもある。

トイレや炊事場はキレイで使いやすいが、何といっても虫が多いのでトイレにセミのような大きな虫がバタバタ飛んでいることは覚悟する必要がある。

コンビニは車で5分ほどのところにセイコーマートがある(H25.8現在)。


<我が家のキャンプ>

今回は初の連泊キャンプ。いつも準備に追われ、なかなか遊ぶことに力点を置けないことが多かったので、子どもたちと思いっきり遊んでみたいというのが連泊にした理由。そこで遊具施設や海水浴場も近くにあるここのキャンプ場を初の連泊キャンプ場として選んだわけだ。

ところが前日からちょうど道南を中心に大雨が降り続き、当日も朝は雨。それでも天気予報では回復傾向だったため決行。札幌から中山峠経由で函館方面へ。ところが洞爺湖温泉を抜け、豊浦町の海沿いに出たところでなんと土砂崩れのため国道が通行止めになっているということで迂回の指示が。そんなにひどい雨だったのかぁと初めてそこで気付いたがもうここまで来て引き返すわけにもいかない。とりあえず高速道路は通行できるとのことで、高速の虻田洞爺湖ICまで戻って長万部まで高速で行くことに。そこで高速を降りて八雲まで行き、八雲と熊石をつなぐ国道277号線を走っていたところ、またもや通行止めの案内が!後から聞いた話では川があふれて道が冠水してたんだとか。結局北側の道を遠回りしてせたな町経由で熊石へ到着することとなった。

現地に到着するころ、やっと雨はやんでいたのでほっと一安心。キャンプ場紹介にも書いたが、セミの鳴き声がものすごく、地面にはセミの死骸がたくさん落ちており、木をゆするとセミがたくさん飛び出すという状況。子どもたちは初めて間近で見たセミに大興奮。さっそく受付で2泊することを告げると「通行止めだったしょ?どうやって来たの?大変だったしょ」と気遣われてしまった。早速リアカーで荷物を運ぶ。地面が雨で濡れていたのですべって転びそうになったりなかなか大変だった。うちは荷物が多いので全部運ぶのに3往復もかかった。陣取った場所はアスレチック公園に程近く、トイレと炊事場の真ん中らへんのポジション。金曜日で雨も降ってたこともあり客は数組しかいなかったので場所は取り放題。2回の通行止めをくらった影響で到着が遅くなったため1日目は運搬、設営とBBQでほぼ終了。夜になるとセミの声も静かになったし、キャンパーも少なかったことから静かな夜となった。




2日目、ガーリックトーストで腹ごしらえをし、子どもたちと遊具のある広場へ。ブランコやロングすべり台などがあるのだが、ロングすべり台というだけあって、スタート位置への道のりもロング。息を切らしながら坂道をひたすら登ってようやくスタート地点へ。でもすべり降りるのはほんの一瞬。子どもたちは元気だから何回もやりたがるのだが、お父さんも一緒に来いとやるよとせがまれ何回か坂道を上った。3回目くらいですでに虫の息状態。子どもと一緒に遊ぶのも楽じゃない。


次に行ったのは「ちゃぷちゃぷ公園」。キャンプ場を流れる小さな川を利用した水遊び場で、川に入ってちゃぷちゃぷ遊べるのだが、何せ前日まで通行止めになるほどの大雨、小さな川は急流となって「ゴーゴー」言っており、とても「ちゃぷちゃぷ」と子どもたちを遊ばせられる状態ではなくなっていた。仕方なく少し足をつける程度にして我慢したが、それでも気持ちよかった。また、川を渡る吊り橋があり、グラグラするのでなかなかスリルがあって楽しい。





一生懸命遊んだ後は昼ごはんに鉄板で焼いた焼きそばを食べ、一旦キャンプ場を離れ隣町の乙部町にある「海のプール」という海水浴場へ。キャンプ場から海水浴場までは20km弱の距離。キャンプ場の近くにも海で遊べる場所はあるようだが、小さい子どもが楽しく遊べそうだったので少し足をのばして行ってみることにした。崖の上にある駐車場から長いらせん階段を下りて行くと、キレイに整備された入り江状の海水浴場が広がっている。決して広くはないが、それほど混みあってもいないので窮屈さは感じない。まさにプールのような感じなので小さな子どもも安心して遊ばせることができる。我が家の子どもたちも大はしゃぎで、この夏一番の思い出になったようだ。


海水浴が終わったあとは、キャンプ場に隣接する温泉「ひらたない荘」へ。宿泊施設だが日帰り温泉もやっている。そんなに大きい浴場ではないが、清潔感があり2日間の汗を流すのには十分だ。お風呂が済んだらもうすっかり夜。キャンプ場に戻ると昨日とは打って変わってキャンパーたちで大賑わい。夏休みの土曜日ということもあり、家族連れや夏休みの学生らしき集団もいました。我が家が張ったテントの周りも、昨日はなかったたくさんのテントが立っていました。夕飯はチーズリゾット。昨年もやったが好評だったので今年も作ってもらった。こうして連泊2日目、子どもたちと思いっきり遊んだ一日が終わってゆっくり寝よう、と思ったら我が家の周りにテントを陣取った学生?のキャンパーたちが酔っぱらって大騒ぎ。わざとだろうと思うくらいの大声を夜中じゅう響き渡らせて大盛り上がり。耳栓をしたものの気になるやら腹立つやらで結局あまり眠ることができなかった。今まで比較的家族連れの多い、区画のしっかりしたオートキャンプ場を利用していたせいか、夜中の騒音に悩まされることはほとんどなかったが、久々にマナーの悪いキャンパーたちを見た。まぁ学生時代、キャンプではしゃぐ気持ちはわからなくはないけど、「わざと」大声で話してる感があって非常に不快だった。まぁこういったことも含めてキャンプなんだと言えばそれまでだが。


3日目、朝食はカップラーメン。手抜き感丸出しだが、たぶん2日間遊んで疲れてるし片づけもあるので料理に時間は取れないとの判断でこのようなメニューとなった。10時がチェックアウトで、リアカーに載せて荷物を運搬しなきゃならないので大急ぎで撤収作業。帰りは上り坂なので疲れ切った身体に運搬は結構しんどい。帰り道は通行止めに合うこともなく無事帰宅することができた。こうして我が家初の連泊キャンプが終了した。大人はとっても疲れたがやはり2日目をフリーで遊べるのはとても楽しかったし子どもたちもいい思い出になったことだろう。また来年もぜひ企画して連泊キャンプを楽しみたい。


<概要>

<熊石青少年旅行村>

住所:北海道二海群八雲町熊石平町145
電話:01398-2-3716
お問合せ・予約など:予約開始時期は3月後半ごろ。ケビン・バンガロー等はオンライン予約
料金
入村料 中学生以下一人220円、高校生以上一人450円(団体割引有)、持込テント(3人用以下)一張670円、持込テント(4人用以下)一張900円、ケビン1棟1日 10,470円、バンガロー1棟1日5,230円、ツリーハウス・きのこログ1棟1日 5,230円、貸毛布 1枚1日390円
トイレ:キレイなトイレだが虫が多い。
ペット:可
最寄りの温泉熊石ひらたない荘(キャンプ場のすぐそば)




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