星に手のとどく丘キャンプ場

2013/06/30

キャンプ(道央) 北海道旅行

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星に手のとどく丘キャンプ場

<キャンプ場紹介>

場所は中富良野町。 ちょっとわかりづらい場所にあるが、途中「ひつじの丘」という看板が何箇所か出ているのでそちらに向かっていくと、「ひつじの丘」の中にキャンプ場の受付がある。いかにも「ここの自然が大好きで、キャンプ場はじめたんです」といった雰囲気を持ったオーナーが丁寧に迎えてくれる。

サイトはオートサイトが2か所に分かれており各サイトに10区画ほど。その他にソロライダー用のサイトやキャンピングカーサイト、そしてバンガローが何棟かある。

私が泊まった側のサイト(公式HPのサイトマップでは「星のサイト」側)には屋根つきの炊事場と、男女それぞれの個室になったキレイなウォシュレット付き水洗トイレ(公式HPのサイトマップには書かれていない)が1つずつあった。
反対側のサイトにもそれぞれ一つずつあるようだが実際見ていないのでキレイかどうかは不明。サイト内にはふれあい牧場ということで、ウサギと羊が飼われている。もちろん触れ合ったりエサをあげたりできるようになっている。

ちなみにこのサイトがある「ひつじの丘」はジンギスカンをメインとしたレストランである。ジンギスカンを食べている隣で羊が放牧されているというのも何とも言えないものである。
さらに、多くのキャンプ場で禁止され気味のたき火を推奨しており、夕方には子どもたちがわざわざ薪を売りに来る。

夜9時には管理棟の照明も消されるため、晴れていればその名の通り「星に手が届き」そうなすばらしい星空が堪能できる。また、朝になると羊たちが囲いから放たれ、みんなのテントやタープまで会いに来る。

とまぁ、普通のキャンプ場とは一風変わった個性的なキャンプ場であるが、最低限の設備はしっかり揃っており初心者でも十分楽しめるため、ぜひラベンダーのキレイな時期に利用してほしいオススメのキャンプ場だ。
特に子連れキャンパーにはきっと子どもたちのいい思い出として残るはずである。


<我が家のキャンプ>

うちは家族で「星のサイト」側に泊まった。本当は1時に到着したかったのだが、なかなか予定通りに到着しないのが悩み。結局2時過ぎに到着。
今年初のキャンプ、いろいろと買い揃えたニューアイテムも初登場だ。

まずは昨年、設営に時間がかかった反省を踏まえてタープを買い替え。
以前のものは6本脚でそれぞれにロープを張らなければならないタイプのものであったため一人での作業にものすごい時間がかかったが今回はコールマンの3ポールスクリーンタープを中古でGET。基本、ドームテントと同じでポールを交差させてドーム型に起こすタイプなので設営時間がかなり短縮された。初めてなのでやり方がよくわからなくてモタモタしていたらキャンプ場のオーナーがやってきて手伝ってくれた。やっぱり根っからのキャンプ好きおじさんなんだ。


早めの設営を終えた後、早速動物小屋へ。
ウサギと羊がいて触れ合うことができる。えさも100円で買えるし、えさ入れ用の取っ手付きナベまで置いてある。子どもたちはうさぎにえさをあげて楽しそう。羊はすごい勢いでえさに食いついてくるのでちょっと怖いみたい(笑)



しばらく遊んでいると、キャンプ場のスタッフの人らしき人が声をかけてきた。
「子どもたちで薪を売りに行くんですけどぜひ一緒にどうですか?」とのこと。好奇心旺盛な長女は「行く行く!」。超人見知りな次女はどんなに勧めても「イヤ!」。結局長女だけが参加することに。
少し経ったころ、向こうの方から大勢の子どもたちがトラックの荷台に乗って「薪はいりませんか~~!!」と声をそろえて叫んでいる声が聞こえてくる。今日来ていたお客さんの子どもたちがみんなで薪を売り歩いている。もちろんうちの長女も声を張り上げて叫んでいる。こんなことされたら買わないわけにはいかないしょ~。親心をうまく突いてますなぁ。どっちにしてもなかなか焚火のできるキャンプ場もなかなかないのでせっかくだからやってみたいと思っていたからいいんだけど。
焚火ってやってみると意外に難しくて、なかなか火が安定しないというか、ついてもすぐ消えそうになってしまうのだ。これももう少し練習が必要だ。でも焚火を火種にやった花火はなんかいい思い出になった。


そうこうして子どもたちが眠そうになってきたころ、ふと空を見上げると、すごい!
満天の星空。ちょうどいい天気だったこともあって、まさに「星に手がとどき」そうな星空に全員が感動。
幸せっていうのはこういうところにあるのかもしれないね。
きっとここのオーナーもこの星空に感動してキャンプ場をこの名前にしたんでしょう。


さて、ぐっすり寝た翌日、次のメインアイテムの登場だ。
ダッチオーブン、しかもステンレス製。
前からダッチオーブンに興味はあったものの、シーズニングなど手入れが面倒なことから
ぐうたらな私は購入をあきらめていたが、手入れの必要の少ないステンレス製があることを知り、高額ながらまたしても中古で半値でGET。
こうして見ると我が家のキャンプ用品は中古品だらけだ。

せっかくダッチオーブンを買ったのだからいろいろやりたい料理はあるが、まずは最初で使い勝手もわからないので朝食のパンを焼くことにした。
クックパッドで紹介されていたバナナ入りのパン。弱火で20分となっていたが、炭火の調節がうまくいかず失敗。上と下が真っ黒焦げになってしまった。仕方ないので焦げていない真ん中の部分だけを細々と食べるハメに。
いやぁ、キャンプ料理は練習が必要だ!


何はともあれ、ここのキャンプ場、すごく思い出に残るいいキャンプ場だった。
また数年後、ラベンダーの咲く頃にリピートしたいと思う。
またその時はこのブログで紹介したい。

ちなみにこのキャンプの帰りに、少し北上したところにある美瑛町の「青い池」に立ち寄った。なにやら池の水の成分によって青く見えるんだとか。


この日はかなり日差しが強く、4人家族もバテバテ。
昼ごはんの時間になったが、近くにいいところがなかったので、今日の最終目的地である深山峠アートパークへ。
ここで「かみふらのバーガー」というご当地グルメをいただいた。なかなか食べごたえもあっておいしいハンバーガーだ!



その後、トリックアート美術館を見学。
まだ小学1年と年少の娘たちには早かったようであまり意味が分かってない様子(笑)
観覧車に乗って富良野、美瑛の大地を堪能した後にジェラートを食べて大満足!
キャンプの後に灼熱の太陽の中を遊んだので帰りはクタクタだったけどすごく楽しい思い出となった。

そういえば帰り道に車がやたら停まっていてみんなで木を撮ってるんだよね。
なんだろう?と思ってとりあえず我が家も一枚パシャ。
後で帰って調べてみると、嵐のCMに登場する5本の嵐の木なんだとか。
なるほど、人がたくさんいるはずだわ。


【2014.8.2 二回目の訪問】


昨年行って気に行ったので再訪問。昼間は快晴だったのだが、徐々に雲が出始めて、夜も満天の星空というわけにはいかなかったが、相変わらずの静かでいいキャンプ場だ。せっかく焚火ができる数少ないキャンプ場なので、焚火の火を使ってカレーライスを作ろうと思ったが、鍋を設置する器具を持っておらず、うまく鍋を火にかけることができないため、いつまでたってもお湯が沸騰せず、結局ツーバーナーで作ることになってしまった。めったに焚火ができないので、このためにグッズを買うというのももったいない気がするので、次回までに手持ちの用具でできる方法を考えねば。


それから、昨年に比べ、うさぎや羊の数が減ったように感じたのは気のせいだろうか。
結局今回も併設する「ひつじの丘」のジンギスカンを食することはできなかった。そういえば前回来たときは気付かなかったが、「ひつじの丘」でモーニングコーヒーのサービスをやっているようだ。


【2018.8.19 三回目の訪問】


3回目の訪問は友人家族とのキャンプ。そして初のコテージ泊。
今まで知らなかったが、このキャンプ場から車で10分程度のところに「原始の泉」という湧き水の出るところがあった。今回はそこで水を調達してからの参戦。


今回利用させていただいたコテージはこんな感じ。二段ベッドが1台と、2階のロフト部分に2人の4人用だ。清掃も行き届いてとてもキレイだし、ストーブもあるので寒い季節でも快適に過ごせるだろう。






この日は雨こそ降らないものの、雲も多かったので星が見えるかどうかというところだったが、夜になると雲も少なくなり、満点の星空を眺めることができ、友人家族も大満足だった。



受付後このバギーでサイトまで案内してくれるのが恒例



<概要>

<星に手のとどく丘キャンプ場>

住所:北海道空知郡中富良野町ベベルイ
電話:080-3234-9169
お問合せ・予約など:4月頃予約開始。電話もしくは公式HPから申込み。
 ※ 2023.11現在、予約フォームでは「合言葉」が必要になっているが、合言葉は不明。
料金こちらを参照
ペット:建物内以外は可
トイレ:ウォシュレットで比較的キレイ男女個室1つずつのトイレなので数は少ない。
最寄りの温泉フロンティア フラヌイ温泉(車で15分ほど)
その他:最近は2家族以上のグループキャンプは禁止など、静かにゆっくり楽しみたい系のキャンパー向けのサイトになってきている。


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