第一滝本館・登別伊達時代村

2013/04/29

温泉 北海道旅行

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第一滝本館・登別伊達時代村

<2013年4月の訪問>

北海道を、いや、日本を代表する温泉地「登別」。その中でも一番大好きな温泉が「第一滝本館」。もう何度も宿泊してるし、結婚の約束をしたのもこの旅館。それほどお気に入りの温泉。何がいいかって、とにかくお風呂が最高。1500坪ほどの広さ(男女合わせて)に7種類の温泉の浴槽が広がっていて、何度入っても入り足りない。一か所の温泉宿で7種類の泉質が楽しめる旅館はあまり聞いたことがない。特に登別を代表する硫黄泉は、あの独特なニオイがすごく、温泉に来たなぁって気持ちにさせてくれる。
もちろん肌にやさしいアルカリ系の温泉もあって、いろんな入り方が楽しめるのがいい。温度は全体的にぬるめなものが多く、ぬるいお湯に長く入りたい私にとってはとっても好都合なお湯だ。



露天風呂にある「金蔵の湯」という浴槽は、創業者滝本金蔵がこの地で温泉に出会ったときのままを再現しているそうで、木製の浴槽に贅沢に硫黄泉が源泉かけ流しでそそがれている。
しかも早い時間ならお酒が売っている窓口があって、温泉につかりながらチョイト一杯という酒好きにはたまらない粋な演出もある。
歩行浴といって、足先くらいまでのお湯又は水の中をぐるっと一周するスペースがあるのだがうちの子どもはずっとそこでグルグル回って遊んで楽しんでいた。また、プールもあるので子ども連れの方はそこでも楽しめるだろう。

1階にある大金棒


料理はバイキングが主だが、メニューの種類も豊富でそれなりに満足できる。
ただ、若干ではあるが昔に比べると質が落ちたようにも感じるが、所詮私のレベルの低い舌での感想なので、本当のところはよくわからない。

客室は場所によっては結構古いが、きちんと清掃されており特に不満はない。

今回はゴールデンウイークのさなかに久々に訪れたが、子ども縁日が行われており、にぎやかだった。


とにかく、温泉に入ることを思いっきり楽しむ旅行がしたいと思っている方には絶対行って欲しい宿だ。
ただ気をつけてほしいのは、とにかく硫黄泉のニオイがすごいので旅行後もしばらくはその日に着ていった服やシャツのニオイがなかなかとれないのだ。なので旅行の際は普段着たいお気に入りの服は着ていかないほうがいいだろう。

<登別温泉 第一滝本館>

住所:北海道登別市登別温泉町55
TEL:0143-84-2111(予約:0120-940-489)
公式サイト


<2023年6月の訪問>

登別で一人暮らす義父と子どもたちとの再会もあり、登別伊達時代村とのセット予約で久しぶりに訪問。
  • コロナが5類になったこともあり、そこそこにぎわっていた。
  • 泊まったのは西館。部屋は古いが大浴場が近いのでよい。
  • アジア系以外の外国人(どこの国かはわからないが、西洋系の顔立ち)客もわりと多くなった印象。
  • 時間になると動き出すカラクリの大金棒が名物だったが、金棒自体はあるものの、演奏は終了したとのこと。それなりにコストがかかったのだろう。
  • お風呂は相変わらず種類があっていいのだが、全体的にかなりぬるい浴槽が多く、人によっては不満に思うこともあるかもしれない。私はぬるいお湯が好きなので問題ないのだが、そんな私でも「もう少し普通の温度の浴槽があってもいいのに」と思うほど、ぬるい浴槽が多かった。加水をしていない100%源泉かけ流しである「金蔵の湯」もかなりぬるかった。
  • タオル、バスタオルは大浴場に備え付けられており、部屋から持っていかなくてよいのがいい。
  • 夕食のバイキングは海鮮やてんぷら、ラーメン、かにの味噌汁など、基本が抑えられていておいしかった。なぜかエスニック系(ベトナムだったかな)があったが、そんなに興味はそそられなかった。
  • 部屋がカードキーになっており、エレベーターを動かしたり大浴場エリアへ入るのに、カードをかざす必要がある。エレベーターでカードをかざそうとしたら、手が滑ってしまい、エレベーターとフロアの隙間にカードが転落していった。一緒に乗っていた女性に目撃されてしまい恥ずかしかった。フロントに行ったらすぐに新しいカードをもらえたのでよかった。



名物の大金棒は演奏終了


ユニットバスはリニューアルされてキレイになっていた


久々に会って元気そうなことを確認した義父と別れを告げ、我が家は「登別伊達時代村」へ。時代村は、温泉街から海側に車で10分ほどのところにある。
これまで登別には何度も訪れているものの、そういえば時代村には行ったことがなかったのだが、次女が小学校の修学旅行で行ったのが楽しかったらしく、家族でも行きたいというので、今回初体験となった。
登別伊達時代村は、江戸時代をモチーフにしたアトラクションや体験、ショーなどが行われているテーマパークで、登別市は伊達政宗の右腕・片倉小十郎の末裔が明治期に切り開いた土地であること(登別伊達時代村公式ホームパージより)から、「伊達」の名を冠し、江戸時代の仙台の街並みを再現しているそうだ。
第一滝本館の予約の際に「登別伊達時代村」の入場券がセットになったプラン(滝本に宿泊した日(チェックイン、チェックアウト日いずれも含む)であれば入場可能)を申し込んでおり、券売所で名前を告げて入場券をもらう。
日曜日だったが、かなり閑散とした印象で、場内にはほとんど客は見当たらず、時代劇風のスタッフがいろいろと声をかけてくれるのだが、客が自分たちしかいないのでなんとなく気恥ずかしい気持ちにさえなった。




入口付近は、射的や輪投げなどができる「遊戯館」や、おみやげ屋などが並び、少し進むと江戸時代の服装に着替えて写真撮影ができるところなどもあったが、なにせ人見知り一家なので、その辺は足早に通り過ぎ、ゆっくり自分たちのペースで見ることができる資料館的なところを中心にまずは回っていく。時代劇の撮影セットや、忍者資料館、長屋の風景を人形で再現した「熊さん長屋」など、見るだけでそれなりに楽しいスペースも多く、奥の方にいくと迷路やお化け屋敷、妖怪小屋などのちょっとしたアトラクションもあり、そこそこ楽しめる。いろいろ回っているうちに、客も少しずつ増えてきて一安心。









昼食は村内の飲食店。飲食店はいくつかあって、まぁこういうところにありがちな価格設定だが、味は悪くはなかった。


その日に開催されたショーは4つ。忍者ショーと花魁ショー、時代村のマスコットであるニャンまげのコメディショー、そして野外のアトラクションショー。それぞれ時間が決まっており、1日に各数回行われるので、全部を見るには上手に時間配分する必要がある。各ショーともに、入口でやわらかい半紙のような小さい紙を配られる。いわゆる「おひねり」を包むための紙である。今では、配信ライブなどで「投げ銭」が行われる時代だが、これぞ元祖投げ銭である。
ショーは4つとも見ごたえがあり、当初の期待値がそこまで高くなかっただけに、とてもよかったし、迫力もあり感動した。海外からのお客さんも結構来ており、役者さんも時折オモシロ英語を交えながら進行していくなど、和やかなムードもまた良し。花魁ショーでは、観客から1人ステージに上がってお殿様役でショーに参加するのだが、選ばれた方がなかなかのオモシロキャラの方で、場を盛り上げる上手な演技を見せていた。中にはテレビにも出たことのある役者さんもいるようで、公式ホームページでは役者さんのプロフィールなども見ることができる。写真や動画も自由に撮影OKとのこと。太っ腹である。



入ったときはあまりの客の少なさにどうなることかと思ったが、最終的にはそこそこ賑わって、少し肌寒く感じるときもあったが、雨も降らずに1日楽しむことができた。
入場料がちょっと高いので、今まで行こうと思わなかったのだが、ショーの質も高く、登別温泉旅行とセットで行くのはいい思い出になるので、アリだと思う。こういったエンタメ施設は北海道では貴重なので、海外客をもっと誘致して、今以上に賑わってくれることを願ってやまない。




<登別伊達時代村>

住所:登別市中登別町53-1
℡:0143-83-3311


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