定山渓ホテル

2012/09/17

温泉 北海道旅行

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定山渓ホテル

9月の3連休の3日ほど前、急遽温泉に泊まることとなった我が家。翌日に滝野すずらん丘陵公園でのイベントに参加予定であったため、滝野すずらん公園へ1時間以内にアクセス可能な定山渓温泉に泊まることになった。3連休で、しかも3日前の予約ということで空いていない宿も多いなか、結構安く泊まれて空いている宿があったので早速予約した。今回紹介するのは「定山渓ホテル」。

定山渓と言えば「札幌の奥座敷」と呼ばれ、札幌市民をはじめ道内やアジア客等で賑わう札幌市内にある道内有数の温泉街だ。札幌市民である私ももちろん何回も利用したことがあるが、あまりに近すぎることもあって、職場での慰安旅行(北海道では秋に行う慰安旅行を観楓会(かんぷうかい)と呼ぶ)などで利用することは多いが、結婚後に家族で宿泊したのは今回が初めてだ。

3連休の中日ということもあり、一番早いチェックインの時刻(15時)でもうすでにフロントには列ができるほどの賑わいであった。建物は割と年季の入った感じで、昔ながらの温泉ホテルといった感じ。しかしホテル内にデイリーヤマザキ(コンビニ)があったりするなど斬新な面もある。部屋は西館の一般的な落ち着いた和室に案内された。ちょっと残念だったのがテレビ。部屋のテレビはかなり小さなブラウン管テレビで、もちろん地デジを見ることはできるが、ワイドテレビではないので画面の両端が切れた状態になっている。ちなみに野球中継では、得点やボールカウントなどの表示が画面の外にあり全く見えなかった(笑)ここはぜひ早急に液晶テレビにしてほしいものだ。ちなみにすべての部屋がそうかはわからないが、部屋の浴室の蛇口からも温泉が出るらしく、部屋でも温泉に入ることができる。ただし浴槽は普通のホテルによくある狭いユニットバスのため、特に入ろうとは思わないが。




ホテルの浴場は大浴場と中浴場の2つがあり、一日に何度か男女が入れ替わる形式のため、時間帯によっては中浴場で我慢しなければいけない時もある。チェックインした直後は男性が大浴場だったため、早速入りに行くことにした。部屋のテレビですっかりテンションが下がっていただけに大浴場もあまり期待していなかったが、なかなかどうしてかなり広い。9つほどの浴槽があり、中には温水プールのような縦に長い浴槽もあり、子どもたちはそこで泳いだりしている。小さな滑り台のついた浴槽もあり、小学生くらいの子どもにはなかなか楽しいのではないだろうか。さらに私にとって嬉しかったのは、かなりぬるめの風呂(36~37℃)があり、体が熱くなりやすい私にとってはクールダウンするのにもってこいだ。源泉かけ流しの浴槽、ミストサウナもあり、予想していた以上に快適な風呂だ。残念なのは露天風呂がほとんど内風呂の延長のような感じ(外側の壁がないだけ)だったこと。まぁそれでもいいかと思えるほど内風呂は充実していた。一方、夕食後に入った中浴場は、大浴場がとても大きかっただけに、中というより小浴場ではないかと思うほどであった。でもまぁそれなりに浴槽もあり、あの大浴場があるならまぁいいかと思える。


夕食、朝食はバイキング。内容はというと、食事を期待して温泉宿に泊まるのであれば期待外れに終わるだろうというレベル。品目もそれほど多くはなく、寿司やステーキなど要所は抑えているものの、味はお惣菜レベル。宿泊費の安さはここに出たか、という感じ。朝食も味に変わりはなく、これといって特筆するものもないように見受けられた。


食事に関してはそんなに高い評価はできないが、風呂が意外に広かったので特にぬるめの風呂に長く入るのが好きな人にはぜひオススメしたい。なお、日帰り入浴も大人880円なのでぜひ。

※ 定山渓ホテルは2021年4月から休館中。

<定山渓温泉 定山渓ホテル>

住所:札幌市南区定山渓温泉西4丁目340
電話:011-598-3390
公式サイト



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