札幌手稲キャンプリゾート HORIPPA

2023/08/21

キャンプ(道央)

t f B! P L

札幌手稲キャンプリゾート HORIPPA

<キャンプ場紹介・我が家のキャンプ>

我が家の今シーズン3度目のキャンプは、札幌市内に2021年に新たにオープンした「HORIPPA(ホリッパ)」というキャンプ場。
市内西側を走る「新川通」という、交通量の多い大きな通りに面している、かなりめずらしい立地で、もともとは農地だった場所を転用し、造成したうえで少しずつサイトとして整備している、発展途上的なキャンプ場だ。
ソロキャンプで利用させていただいた「晴好雨喜」もそうだが、最近のアウトドアブームを背景に、札幌近郊にも続々と新進気鋭のキャンプ場がオープンしてきているが、その中でもかなり市街地に近接したキャンプ場と言えるだろう。

今回予約したのは、ペットサイト。ぐるりと柵で囲まれているため、ペットをリードなしで解放できるというのがウリのサイトで、なかなかこういうところはないので、どんなものかと試しに予約してみた。

市内なので午前中はゆっくり準備、正午ごろ出発し、1時前に到着した。我が家は市内でもHORIPPAとは離れているが、それでも1時間以内で到着するのはありがたい。
受付は女性の方が丁寧に対応してくれた。晴好雨喜のときも感じたが、キャンプ場という施設は、これまでは市町村やそれに準ずる公的な機関が運営するものが多く、それはそれで安価でアウトドアが楽しめてよいのだが、最近運営を始めたキャンプ場の多くは、アウトドアが好きで、キャンプ場がやりたくて、なんなら北海道の大自然でそれをやりたくてわざわざ移住してきた人なんかも多く、とにかくお客さんと一緒にアウトドアの魅力を共有したいという心意気があふれ出ているところが多く、このHORIPPAもそういう気概がにじみ出ている。
なお、このキャンプ場は会員制になっており、初回のみ会員登録料として1,000円がかかる。会員になると最初の受付時に木彫りの会員証がもらえる。
受付

木彫りの会員証

ペットサイトは2サイトあり、隣り合っているが、この日はもう1サイトの予約はなく、うちが好きな方を使ったうえ、もう一方のサイトは自由にドッグランのように使っていいとのことだった。うちの犬は他人や他の犬がいると吠えまくって迷惑をかけてしまうので、このように隣り合っているとヤバイことになるかもしれなかったが、もう一方に予約が入っていなくて助かった。この日はお盆休み明けの日曜日、お盆休みや土曜日からの宿泊者があらかた片付いた後の日~月のキャンプだったので、かなり空いていた。なるべく人の少ない日がいいな、と思ってたので、うまくヨミが当たった。

ペットサイト



今年の夏は北海道も異常なほど気温が高く、この日もお盆明けにもかかわらずかなりの高温で、霧雨のような雨が降ったりやんだりと蒸し暑い1日。テント設営だけでも汗がボトボトしたたり落ちる。
やっとの思いで設営を終え、まずはこの日初挑戦、「ロスティ」をつくる。これは、いつも私が見てるアウトドアサイトで紹介されていたもので、「KALDI(カルディ)」という輸入食材などを扱うお店で売っている。いわゆる、スイス風の「ハッシュドポテト」であり、かなりのボリュームがあるうえ、作り方もフライパンで焼くだけというシンプルなものだったので、試してみることに。


袋を開ける前によくよくもみほぐしてからフライパンの上にあける。細かく刻まれたボテトが広がる。それをヘラで丸形に整形し、7~8分焼いたところでひっくり返す。このロスティで一番難しいのがこのひっくり返す作業。そこまで粘性が高くないので、形が崩れやすい。さらに大きさもかなりあるので、いわゆるホットケーキやお好み焼きのようなレベルでヘラだけでひっくり返すことはほぼ不可能。フライパンの蓋や大き目のお皿をうまく使って慎重にひっくり返すしかない。こうして裏面も焼けば完成。カリカリさを求めるなら、7~8分と言わず、もう少し焼いてもよかったかもしれないが、ケチャップをつけて食べると非常に美味。小さいお子さんのいるご家庭でも十分満足できるだろう。




おなかを満たした後は、「モルック」に挑戦。フィンランド発祥のゲームで、木製の棒を投げてピンを倒す競技だ。このキャンプ場では500円で一式をレンタルしてくれて、ルールの説明書もついている。事前に予約しておいたので、受付の時に渡してくれた。すでに予約していることすら忘れていたので、そういえば、という感じだったが、せっかくなのでやってみることに。女子中高生の娘たちは、暑さもあり、かなりダルそうだったが、父の遊びにつきあってくれた。そもそも地面が芝でボコボコなので、ピンを立てることすらやや不安定なコンディションの中、3ゲームほどやってみたが、まぁそこまで面白いというわけでもなかった(やってる人、ゴメンナサイ)。


その他、HORIPPAについて少しご紹介。
  • 下水設備がないらしく、トイレは水洗ではない。いわゆる簡易トイレが何か所かに設置されている。暖房便座がついているものもあるなど、簡易トイレにしては清潔ではあるものの、特に夏はやはりニオイが気になる。

  • 各サイトにシンクはないが、プラスチックの簡易シンク台がおいてあり、タンクもたくさん貸してくれるので、炊事場でタンクに水を汲んで持って来れば、サイト内シンクが出来上がる。なお、先ほども言ったとおり、下水施設がないため、そのシンクの排水を受けるタンクも設置しなければならず、それがいっぱいになったら新しいタンクと交換する必要がある。不便ではあるが、なんか楽しい。


  • 五右衛門風呂やテントサウナのような設備があったが、この日は人が少なかったからか、または事前予約してなかったからか、稼働している様子はなかた。



  • 手作りっぽいジップラインもあったり、ドローンも貸してくれるようなので、これからもいろいろ遊びが充実していきそうな伸びしろを感じる。


  • 幹線道路に面してはいるが、車の騒音はそこまで気にならなかった。札幌市内だからなのか、虫もほとんど気にならない。






札幌市内にこんな新進気鋭のキャンプ場ができたのはうれしい。水回りが弱いのだけが欠点ではあるが、市民にとっては気軽に利用できるということもあるし、これからさらなる成長も期待できそうなので、また数年後に訪れてみたい。














<概要>

<札幌手稲キャンプリゾート HORIPPA>

住所:札幌市手稲区手稲前田451-1
℡:090-5012-6796(受付:9:00~18:00)
開設期間:通年で開設しているが、冬場は既存会員限定とのこと。
チェックイン/アウト:11:00~翌10:30
予約:公式サイトで受付(開始時期等もサイトで要確認)
料金:各予約サイトで確認(事前の銀行振込かクレジットカード決済)
キャンセル料:3日前~ 50%、1日前~ 100%(その前のキャンセルは手数料を差し引いて返金)
ペット:リードをつけて可(ペットサイト内はリード不要)
炊事場:水汲み場が1か所。各サイトには簡易シンクあり。
トイレ:簡易トイレ(暖房便座がついているタイプもあり)
ゴミ:サイト内に分別廃棄場所あり

このブログを検索

QooQ